70年代の異色イタリアン・ホラー『笑む窓のある家 4K修復版』の日本公開に対する熱い反響を受けて、同作を手掛けたプピ・アヴァティ監督によるホラー映画『ZEDER/死霊の復活祭』が11月23日(日)より回数限定で緊急公開されることが決定した。
1983製作の『ZEDER/死霊の復活祭』は、“死者の復活”を科学的かつ神秘的に探求した野心作。「イタリア製ゾンビ・ホラーの中で最も不気味で独創的な作品だ。スティーブン・キングは、自著『ペット・セマタリー』の中で本作のディテールを余すことなく利用している」(「Spaghetti NIGHTMARES」1996刊)と評されている。
妻から中古のタイプライターを贈られた小説家のステファノ。中にはインクリボンが残されたままになっており、そこには“Kゾーン”という謎の言葉が刻印されていた。知人のケージ教授によれば、“Kゾーン”とは、死者と接触できると信じられていた土地で、パオロ・ゼダーという謎の人物が発見したものだという。――そこは時間も季節もなく、成長も死も存在しない。無の世界であり、ゆえに死からの帰還が可能になる――。ステファノは、ヴァチカンも関与するKゾーンとゼダーをめぐる国際的な陰謀に巻き込まれていく。
主演は『サスペリアPART2』『インフェルノ』のガブリエレ・ラヴィア。ヒロインをフランス人女優アンヌ・カノヴァスが演じる。製作・脚本は『笑む窓のある家』のチームが再結集しており、音楽を『世界残酷物語』『食人族』のリズ・オルトラーニが手掛けている。
『ZEDER/死霊の復活祭』
11月23日(日)よりシネマート新宿ほか緊急限定公開
出演:ガブリエレ・ラビア、アンヌ・カノヴァス
監督・脚本:プピ・アヴァティ
脚本:マウリツィオ・コスタンツォ、アントニオ・アヴァティ
撮影:フランコ・デッリ・コッリ
音楽:リズ・オルトラーニ
提供:是空/TCエンタテインメント
配給:インターフィルム
1983年|イタリア|カラー|イタリア語・モノラル|アメリカン・ヴィスタ|DCP|上映時間:100分
©1983 A.M.A. Film s.r.l.