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食人趣味の男が“獲物”を愛してしまったら……? 映画『カニバル』 5月に日本公開決定!

2014.03.29 by

この記事は1年以上前に掲載されたものです。

映画『カニバル』

ゴヤ賞(スペイン・アカデミー賞)の8部門にノミネートされ、そのクオリティを高く評価された映画『カニバル』が、5月24日に日本公開決定。美しくも狂気をはらんだポスタービジュアルが解禁となった。

今作はタイトルのとおり“食人”というショッキングな題材をモチーフとしながら、グロテスクな猟奇シーンの一切ない異色のラブストーリーだという。

映画『カニバル』
主人公は、父親から受け継いだ仕立屋の仕事を淡々とこなすカルロス。彼の毎晩の食事はレアの人肉ステーキだ。彼は美女ばかりを狙う連続殺人鬼という影の顔を持ち、とらえた獲物を解体してはその肉片を“味わう”という禁断の行為を繰り返していたのである。
ある日、アパートの隣人である女性アレクサンドラの挑発的な言動に心をかき乱されたカルロスは、良心の呵責を抱くこともなく彼女を殺めてしまう。ところが後日、アレクサンドラと瓜ふたつの姉ニーナが出現したことで、カルロスはかつて経験したことのない葛藤に直面。
悪魔のごとく冷酷非情な殺人鬼の内に“愛”という感情が芽生え、複雑な矛盾や狂気をはらんだストーリーが展開していく。

主人公カルロスを演じたのは、ペドロ・アルモドバル監督『アイム・ソー・エキサイテッド』にも出演したアントニオ・デ・ラ・トーレ。本作で並外れた才能を発揮したマヌエル・マルティン・クエンカ監督は、これが本初登場作品となる。

愛を知った殺人鬼がたどる運命とは――。映画『カニバル』は5月24日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開。どうぞお楽しみに。

公式サイト:http://www.cannibal-movie.com/

『カニバル』
監督:マヌエル・マルティン・クエンカ
撮影:パウ・エステベ・ビルバ(ゴヤ賞撮影賞受賞)
出演:アントニオ・デ・ラ・トーレ、オリンピア・メリンテ、アルフォンサ・ロッソ
2013 年/スペイン・ルーマニア・ロシア・フランス/上映時間:117 分

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