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結構珍しいかも。スイス発のホラー映画が日本公開。スイスのアカデミー賞に相当する『スイス映画賞』で7部門ノミネート、作品賞・主演女優賞・脚本賞の主要3部門受賞という圧倒的評価を獲得した『ブルー・マインド』です。
両親の仕事の関係で新しい街へと引っ越してきた15歳の少女・ミア。親の都合に振り回されることへの苛立ちと、大人の女性へと変わっていく自分自身への言いようのない不安の中、ミアはクラスでも目立つ存在のジアンナたちと仲良くなります。アルコール、万引き、男の子たち――憂鬱な気持ちを振り払うように、仲間たちと悪い遊びに手を染めていくミア。そんな中、彼女は決定的な体の変化を感じ始めます。しかし、それは明らかに「成長」と言うにはあまりに不気味で、不自然なものだったのです。果たしてミアの身に一体何が起こっているのか? 彼女を待ち受ける過酷な運命とは……?
解禁となった予告編は、ミアが水槽の金魚をおもむろに食べてしまう衝撃的な場面からスタート。友人たちと悪ノリしてはしゃぎまくる思春期らしいシーンも見受けられますが、徐々に彼女の体に変化が起き始め、不穏な空気が漂ってきます。
どす黒くなった脚が気になる……。
覚醒し変態していく主人公の少女・ミアを、恐ろしくも美しく、そして官能的に演じきったのは弱冠19歳のルナ・ヴェドラー。今作の出演でベルリン国際映画祭のシューティングスター賞を受賞するなど、今後注目が集まりそうな新鋭です。
『イット・フォローズ』『RAW 少女のめざめ』『ゆれる人魚』といった、思春期の少女×ホラーの秀作が立て続けに公開されている近年。10月公開の北欧・思春期ホラー『テルマ』と併せて、『ブルー・マインド』にも是非ご注目を。
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作品概要
『ブルー・マインド』
10月13日(土) ヒューマントラストシネマ渋谷
特集上映『ワールド・エクストリーム・シネマ2018”』にて公開
出演:ルナ・ヴェドラー、ゾーイ・パスティル・ホルトアイゼン、レグラ・グラウヴィラー
監督・脚本:リサ・ブリュールマン/撮影:ガブリエル・ロボス/音楽:トーマス・クラットリ
2017年/スイス/ドイツ語/5.1ch/101分/原題:BLUE MY MIND/字幕翻訳:額賀深雪/配給:クロックワークス
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