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『ハロウィン』(78)の続編3部作、最後を飾る『ハロウィン THE END』が公開間近。動機や感情が不明の殺人鬼ブギーマンが現在来日中だ。彼が東京の各地を訪れた様子を写真とともにご紹介する。まるで東京がハドンフィールド(映画の舞台の街)のようである……。
2月28日、ブギーマンは東京駅に姿を現した。
続編1作目『ハロウィン』(18)では、因縁のローリーに燃える地下室に閉じ込められ、2作目『ハロウィン KILLS』ではハドンフィールドの住人たちに集団で襲いかかられたブギーマン。マスクもつなぎもかなりのダメージを負っており、不気味な様相に拍車をかけている。
近年、ゲーム『Dead by Daylight』の人気で映画のファンだけに留まらずファン層が拡大。駅では恐る恐る写真撮影を求める人たちが集まり、100人以上の人だかりができたという。全員が無事に帰れたかは確認されていない。
その後、ブギーマンは夜の日本橋、日比谷を徘徊。麒麟像を凝視するブギーマンを通りがかりのサラリーマンたちが凝視する、といった現象が見られたそうだ。ブギーマンが凝視したのが銅像でよかった。人だったら殺されているところである。
別日には渋谷や原宿を訪れ、竹下通りを歩く人たちを眺めるなどして過ごした。楽しそうな若者たちを見ると、『ハロウィン』(78)でのローリーや被害者たちを思い出すのかもしれない。その異様な佇まいに驚いて悲鳴を上げる人もいたという。
最後に訪れた新宿ではゴジラ像と記念撮影を行うなどした。人々の脅威としてシンパシーを感じるのかな。
なお、映画のPRのために宣伝スタッフが作品の見所や来日の感慨など数々の質問をぶつけてみたが、ブギーマンは劇中と同じく沈黙を貫いたままだったという。しびれを切らしたスタッフは「Say something(何か言え)!!」とキレたとか、キレてないとか……。※元ネタは『ハロウィン』(18)をご確認ください
『ハロウィン THE END』
2023 年 4 月 14 日(金)、TOHO シネマズ 日比谷、渋谷シネクイントほか全国公開
配給:パルコ ユニバーサル映画
(C)2022 UNIVERSAL STUDIOS