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病的な承認欲求✕サイコパス『ミンナのウタ』ホラーヒロイン“さな” 『呪怨』を思わせる場面写真解禁

2023.08.26 by

この記事は1年以上前に掲載されたものです。

清水崇監督 ✕ GENERATIONS主演のホラー映画『ミンナのウタ』が現在公開中。ホラー好き(呪怨好き)には胸熱なシーンの場面写真が到着! あわせて本作のホラーヒロイン“さな”をご紹介しよう。

人気ダンス&ボーカルグループGENERATIONSが本人役で主演しているのに“ファン向けの映画”に収める気がまったくない、清水崇フルスロットルな恐怖描写が炸裂する本作。GENERATIONSのメンバーを容赦なく呪いに引き込んでいくホラーヒロインの“さな”=高谷さなは強烈なキャラクターだ。

彼女は呪いのメロディーを奏でる女子中学生の悪霊。生きている時に抱いていた「自分の歌を、みんなに届けて、みんなを私の世界に惹き込む」という純粋な夢が、“他者から認められたい”という承認欲求の怨念と化してしまった。さなは生まれつきなのか、善悪の常識から逸脱したサイコパスな性質を持ち合わせており、生き物の“最期の音”を集めるという狂気じみた趣味がある。その集めた音をベースに口ずさむ彼女の鼻歌を一度聴いた者は呪われ、自分自身も気が付かないうちにメロディーを伝染させていく……。

『リング』の貞子や『呪怨』の伽椰子は生前の出来事を知ると「そりゃ怨念も抱くよね」という納得感すらあるのだが、さなに関しては、現代社会の闇にも通じる“常軌を逸した承認欲求”と“サイコパス的な性質”を持ち合わせた中学生という、なかなか手のつけられないキャラクターとなっている。ホラー的には最高なやつ。

本作、清水崇監督のセルフオマージュ的な要素が散りばめられているのも嬉しいポイントだ。インタビューの際、本人に直接うかがったところ「全部偶然!」と言われてしまったのだが……(ほんとかな?)。新たに解禁された場面写真は、『呪怨』を彷彿とさせるお布団のシーン。弟の出産を控えてお腹が大きくなった“さな”の母が違和感を感じて布団をめくると、そこには不気味な笑顔をしたさなが……!


笑顔が邪悪!

鳥肌必至の清水崇ホラー、酷暑の納涼にぜひスクリーンでどうぞ。

『ミンナのウタ』公開中

©2023「ミンナのウタ」製作委員会

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