巨匠リドリー・スコットが生み出した、恐怖の原点にして、頂点ともいえる『エイリアン』(79)。そこから始まった、「エイリアン」シリーズでは、宇宙船や惑星を舞台にした、人類と宇宙最恐の生命体“エイリアン”との壮絶な戦いがこれまで描かれてきました。寄生した人間の胸を突き破り、異常な速さで進化する宇宙最恐の生命体“エイリアン”は、その不気味なデザインから、映画史上もっとも恐ろしく独創的なクリーチャーと評されるなど、世界を魅了。主演のシガーニー・ウィーバーら名優たちによる閉鎖された宇宙空間での凄絶な死闘が話題を呼び、第52回アカデミー視覚効果賞をはじめ数々の賞を受賞したレジェンド的作品です。
その生みの親であるリドリー・スコット製作総指揮による、「エイリアン」シリーズ初のドラマシリーズ『エイリアン:アース』が、今週8月13日(水)よりディズニープラス スターで独占配信中。物語の舞台となるのはシリーズ1作目『エイリアン』の2年前である2120年の地球、世界はプロディジー、ウェイランド・ユタニなど5つの大企業によって統治されていた。そんな中、ウェイランド・ユタニ社の宇宙船が地球に墜落し、人類は宇宙最恐の生命体“エイリアン”と対峙することに―。
映画批評家サイト「Rotten Tomatoes」では批評家スコア94%フレッシュの高スコア(8月14日時点)を叩き出し、『エイリアン2』に並ぶシリーズ最高評価を獲得している本作。迫りくる“エイリアン”の恐怖をいち早く堪能した観客たちからは、「迫力がすごい。映画並み」「2話の時点で怖すぎる…」「今のところギリギリ見れてるけど、未知の生物がヤバ過ぎ」「地球はもう終わり。人類どこに逃げれば良いの?」と早くも悲鳴があがっている本作。この度、本作の主演女優がインタビューに答え、恐怖シーンの舞台裏について明かしました。
本作を手掛けたのは、『エイリアン』生みの親であるリドリー・スコット。彼は“エイリアン”と遭遇してしまったときの恐怖・絶望感で人々の心を支配するため今回も、これまでこだわり抜いてきた“とある演出”を活かして撮影を行ったという。その演出とは、CGに頼り切りにならず、極力“リアル”で撮影すること。細部まで作りこまれた壮大なセットに登場するのは、本物の“エイリアン”かのように毒々しいビジュアルを持ち、生々しくセット中を動き回る精巧なロボット型の“エイリアン”。キャストたちは、まるで本当に“エイリアン”に対峙しているような感覚で、“エイリアン”と戦い、逃げまどいます。
本作で“エイリアン”と対峙することとなる主人公ウェンディを演じたシドニー・チャンドラーは、リアルすぎる“エイリアン”との共演について、「“OMG…!”って感じだった。正直、おしっこをちびりそうになったわ!(笑)」とその衝撃を語り、「静かにしていようと思ったけど、思わず悲鳴を上げちゃった。本当に衝撃的だったの」とコメント。「グリーンスクリーンは使わず、コスチュームを着た人たちが実際に目の前にいたおかげで、仕事をしている感じがしなかった。つまり、怖いシーンでは本当に怖いの。自分は本当にその場にいて、暗くて怖ろしい廊下を歩いている。フルメイクアップのモンスターを見ながら演技をするのはとてもやりやすかったわ」と振り返ります。
セットに息づく“エイリアン”に実際に追われたり、襲われたりしながら、本気で怖がっているキャストたちの“リアル”な表情が、“エイリアン”の恐怖を私たちに深く痛感させる。未未だかつてない恐怖と絶望のサバイバル・スリラー『エイリアン:アース』。酷暑を吹き飛ばすほどの一作がついにベールを脱ぐ。
スリラー『エイリアン:アース』。酷暑を吹き飛ばす
©2025 FX Productions, LLC. Courtesy of FX Networks and Hulu