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悪と正義を追い求め、暴走が始まる 実話に基づくファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督作『マルドロール/腐敗』11月公開

2025.09.17 by

“ベルギーの闇3部作”――『変態村』『地獄愛』『依存魔』を手掛けたファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督の最新作、『マルドロール/腐敗』が11月28日(金)より日本公開されることが決定した。

本作は、ベルギーで実際に起き、司法を揺るがす結果となった少女拉致監禁・殺人事件“デュトルー事件”を基にしたクライム・スリラー。

舞台は1995年。少女2名の失踪事件が発生し、若手憲兵隊のポールは危険な小児性愛者を監視する秘密部隊「マルドロール」に配属される。しかし作戦は失敗。腐敗した警察組織の闇に直面したポールは、事件解決のために我を失い、暴走していく。ファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督は本作のテーマについて「悪の本質と正義の探求を試みた。社会のトラウマに光を当て、悪に立ち向かう私たちの能力についてアプローチしたかった」と語っている。

ポールを演じるのはフランス若手実力派俳優アントニー・バジョン。そのほか、『変態村』『地獄愛』のローラン・リュカ、そして『屋敷女』のベアトリス・ダルがキャストに名を連ねる。

『マルドロール/腐敗』
11月28日(金)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開

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