
『変態村』『地獄愛』のファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督最新作、『マルドロール/腐敗』が11月28日(金)より公開。ポスターと冒頭映像が解禁された。
本作は、ベルギーで実際に起きた少女拉致監禁・殺人事件をもとにしたクライム・スリラー。事件の犯人を追う若き憲兵隊の主人公が、機能不全に陥っている警察組織の現実に直面し、正義を追い求めるあまりに心身に異常をきたしていく。
ポスタービジュアルは、正義感が強い主人公のポール・シャルティエが捜査にのめり込むあまり、人生が蝕まれていく様子が表現されている。憲兵服姿のポールは事件資料を背に佇んでおり、鋭い眼差しを向けているが、顔の半分は闇に深く沈んでいる。ヴェルツ監督はこの日本版ポスターに対し、「ポール・シャルティエのジレンマと、内なる葛藤を完璧に表現している。その表現力は素晴らしく、一瞬で心を奪われた。非常に満足だ」と喜びのコメントを寄せている。
冒頭映像は、1995年当時のベルギーにおいて連携断裂の状態にあった警察3組織の説明から始まり、主人公ポールの衝動的な一面が垣間見えるシーンを映していく。正義感に突き動かされる彼は、警察の実情と凄惨な事件を前に、どんな行動を取るのだろうか。
『マルドロール/腐敗』
11月28日(金)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開
©FRAKAS PRODUCTIONS – THE JOKERS FILMS – ONE EYED – RTBF – FRANCE 2 – 2024












