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『鉄男』を思わせるようなヘヴィーな鉄の半身に、ベリーショートヘアと大きな瞳をのぞかせ、ホットパンツにムチムチ太ももがまぶしい、ひと目見たら忘れないキャラクターが登場。彼女、エイリアンでサイボーグでそしてビッチです。ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで2017年1月より開催の『未体験ゾーンの映画たち2017』にて上映となる『シーボーグ』をご紹介いたします。
地球から遠く離れたどこかの星。「お前は宇宙に死と破壊をもたらす疫病だ」と有罪判決を受けた厄介者“シーボーグ”が、星を逃れて地球に襲来。彼女は、口移しで人間に“何か”を寄生させ、人間たちを洗脳しようとしておりました。そんなシーボーグの存在にいち早く気付いたのはパンク大好きな少女たち3人組。怖いもの知らずのパンクスピリットで、「勝手にしやがれ!」……とは言わずに、地球のために立ち上がるのです――。
有罪判決を受けながら不敵に微笑み「カオスで満たしてやる」と言い放つシーボーグ。うまい具合にかぶった字幕の奥で存在感を放つ、重装備に反した無防備な絶対領域がなんともフェティッシュ。「セクシーなルックスで男たちを油断させ、次々と洗脳する」とのことで、誘惑して洗脳するエイリアンといえば『スピーシーズ』を思い起こすところですが、王道セクシー系とはまた違った引力をシーボーグちゃんは持っていそうであります。ちなみに名前のスペルはSEA(海)BORGではなくSHE(女)BORGのようです。
シーボーグの強烈な印象ばかり残ってしまいますが、予告編ではパンクス・ガールたちも思い切りのよいゴアな反撃を見せてくれており、彼女たちのキャラクターも気になるところ。しかし予告編で真正面からパコーンと車に轢かれてる人は何者なんでしょうか?
映画『シーボーグ』は『未体験ゾーンの映画たち2017』にて、2017/1/17より公開です。どうぞ、お楽しみに!
『シーボーグ』
監督/脚本:ダニエル・アームストロング
出演:ホイットニー・ダフ, クリステン・コンドン、エマ・ルイーズ・ウィルソン
2016 年/オーストラリア/英語/スコープサイズ/約90 分/原題:Sheborg Massacre
配給:ブロードメディア・スタジオ
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