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妊娠した娘に近づく母、スランプの小説家とファン…… 『エル ELLE』に続く“怖い女”映画が連続公開

2018.06.06 by

この記事は1年以上前に掲載されたものです。

2017年に公開されたポール・バーホーベン監督作『エル ELLE』。自宅で何者かにレイプされ、犯人を自らの手で探し出そうとする主人公を描いた今作は、物語が進むうちに、犯人よりも“キケン”な彼女の本性が明らかとなっていく衝撃作です。そんな『ELLE エル』を彷彿とさせる“怖~い女”が描かれた映画が2週連続公開。

6/16公開の『母という名の女』は、メキシコの気鋭ミシェル・フランコ監督が贈る、母と娘の確執を描いた衝撃のミステリー。17歳にして大きなお腹を抱えた妊婦である奔放な妹、外見にコンプレックスのある姉。2人で暮らす姉妹のもとへ突然帰ってきた美しい母は、生まれてくる子どもに対し、とある企みを抱いており……。あどけない姉妹より、遥かに女の色気ムンムンのお母さん、

続いて6/23に公開となるのは『告白小説、その結末』。『ローズマリーの赤ちゃん』を手掛けた異才ロマン・ポランスキーの監督作です。脅迫状に悩まされ、スランプに陥る小説家のもとにやってきた“熱狂的なファン”だという女性。次第に互いを信頼するようになりますが、ふたりの関係は思わぬ展開を迎え……。小説家を演じるのはポランスキー監督の妻でもあるエマニュエル・セニエ。ファンの女性を演じるのは『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』のエヴァ・グリーンです。

どれも違った“怖い女”が楽しめる3作、ぜひ併せてお楽しみくださいませ。

『エル ELLE』 レンタル&配信中

ゲーム会社の社長を務めるミシェルは、一人暮らしの自宅で覆面の男に襲われる。その後も続く、嫌がらせの匿名メールや、留守中に部屋に何者かが入った形跡に、周囲の人間が犯人ではないかと疑い始める。警察に関わりたくない彼女は自ら犯人を探し始めるが、次第に明かされていくのは事件の真相よりも彼女の恐ろしい本性だった――。


公式サイト:http://gaga.ne.jp/elle/

『母という名の女』 6/16(土)公開

海沿いの家に二人きりで暮らす姉妹。17歳の妹・バレリアの妊娠をきっかけに、離れて暮らす母・アブリルが二人のもとにやってくる。母に不信感を抱いていたバレリアだったが、出産の不安もあり徐々に母を信用していく。無事に生まれた赤ん坊の世話を、バレリアに代わって献身的に行うアブリル。しかしそのうち、アブリルの中に恐ろしい欲望が芽生えていく――。

公式サイト:http://hahatoiuna.ayapro.ne.jp/

『告白小説、その結末』 6/23(土)公開

心を病んで自殺した母親との生活を綴った私小説がベストセラーとなった後、スランプに陥っているデルフィーヌの前に、ある日、熱狂的なファンだと称する聡明で美しい女性エル<彼女>が現れる。差出人不明の脅迫状にも苦しめられるデルフィーヌは、献身的に支えてくれて、本音で語り合えるエルに信頼を寄せていく。
まもなくふたりは共同生活を始めるが、時折ヒステリックに豹変するエルは、不可解な言動でデルフィーヌを翻弄する。はたしてエルは何者なのか? なぜデルフィーヌに接近してきたのか?
やがてエルの身の上話に衝撃を受けたデルフィーヌは、彼女の壮絶な人生を小説にしようと決意するが、その先には作者自身にも想像できない悪夢のような“結末”が待ち受けていた……。

公式サイト:https://kokuhaku-shosetsu.jp/

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