『アメリ』や『ムカデ人間』『キラーコンドーム』を買い付け、日本でヒットさせた映画プロデューサー 叶井俊太郎の名前を冠した「第1回 東京国際叶井俊太郎映画祭」が開催されることが決定した。叶井氏は、今年10月に末期がんによって余命わずかであることを公表している。
今回上映されるのは、叶井氏が手掛けた作品の中からよりすぐられたブッ飛んだ4作品。目玉と言えるのが、『ムカデ人間2』(12)のカラー版上映だ。同作の本編はモノクロ(+茶色)だが、ブルーレイBOXに特典として収録されたカラー版を世界で初めて劇場上映する。目を背けたくなるようなあれやこれやがカラーでスクリーンに……。トム・シックス監督もさぞお喜びであろう。
その他のラインナップは、河崎実監督による『日本以外全部沈没』(06)、叶井氏が手掛けた動物パニック作品で最大のヒットだという『キラーカブトガニ』(23)、そして『ムカデ人間2』同様、直視するのにガッツが必要な『屋敷女 ノーカット完全版』(21)。
また、各作品とも叶井氏と映画評論家・江戸木純氏とのトークショーが予定されている。作品秘話やとんでもない裏話が聞けちゃうかも?
映画祭の開催決定に際し、叶井氏本人は「マジで映画界初! フルネームでの映画祭やってくれるとは! 死ぬ前に伝説作れた!」とテンション高めにコメントしている。
第1回東京国際叶井俊太郎映画祭
12月16日(土)、17日(日)ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催
■プログラム
『日本以外全部沈没』
『キラーカブトガニ』
『ムカデ人間2(カラー版)』
『屋敷女 ノーカット完全版』
■チケット販売
オンライン:12月13日(水) 19:00~ 劇場サイトにて先行発売
劇場窓口:12月14日(木) 劇場オープン時間~
■チケット料金:一律 ¥1,000