マカロニ・ウエスタン(イタリアの西部劇)とジャッロ(イタリアのサスペンスホラー)を融合させた、70年代オマージュたっぷりの痛快西部劇『皆殺しに手を貸せ』(原題:THEY CALL HER DEATH)が日本上陸。東京・ヒューマントラストシネマ渋谷にて行われる映画祭「未体験ゾーンの映画たち2025」にて、1月10日~16日の一週間限定で上映される。
カンザスの映画監督オースティン・スネルが手掛けた本作は、賞金稼ぎに無実の夫を殺された女ガンマンの猟奇的な復讐劇。19世紀アメリカの街並みを再現したカンザス州のオールドカウタウン博物館と、ミズーリ州のミズーリタウンリビング歴史博物館で撮影を敢行。スネル監督は16mmフィルムコレクターでもあり、1960年代のカメラと16mmのコダックフィルムで撮影し、70年代映画のムードを完全復刻したこだわりの映像を生み出したそうだ。「過去のジャンルを再現しつつも、決してパロディや冗談のようには感じさせないスタイル」を目指したという。
レトロでシビれるグラインドハウスな予告編はこちら。
<あらすじ>
西部開拓時代が終焉を迎えつつある1870年アメリカ。泥棒稼業から足を洗い、夫と慎ましく暮らしていたモリー・ペイは、無実の罪により夫を賞金稼ぎに殺されてしまう。 亡き夫の名誉のため無実を証明しようとするも、背後に潜む大いなる陰謀に気づいたモリーは、死神に己の魂を差し出すことで復讐鬼と化し「明白なる天命」のもと悪に裁きを下す!
『皆殺しに手を貸せ』
2025年1月10日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷にて限定公開