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極寒の海底、通信手段ゼロ、酸素はわずか…… 実話を基にした悪夢のようなサバイバルスリラー『ラスト・ブレス』9月公開

2025.06.19 by

実際に起こった潜水事故をもとに、海底に取り残されたダイバーの救出劇を極めて高い再現度で描くサバイバル・スリラー『ラスト・ブレス』(原題:Last Breath)が9月26日(金)より日本公開されることが決定した。

実在の人物である主人公クリスの職業は、“地球上で最も危険を伴う仕事”のひとつと言われる飽和潜水士。世界中の海底に張り巡らされたパイプラインや通信ケーブルを守る役割を担っており、彼らが潜る深さは水深300メートルにも及ぶ。

クリスは視界が閉ざされた水深91メートルの極寒の海底で孤立し、海上との通信手段や酸素供給を失う。生き延びるための最終手段の緊急ボンベも使い果たしていき、生存確率が刻一刻とゼロに近づいていく……。人々はこの若き飽和潜水士を救うため、極限の救出劇に挑む。

絶体絶命の危機に見舞われるクリスを演じるのはフィン・コールウディ・ハレルソンが経験豊富な最年長の潜水士ダンカンを、そしてシム・リウがストイックな潜水士のデイヴを演じる。

監督のアレックス・パーキンソンは、題材となった潜水事故について2019年に同名ドキュメンタリー映画を発表。新たに制作した本作では、過度な誇張を避けつつも劇映画ならではのスケール感とダイナミズムを打ち出し、実話ものとして再現度が極めて高い一作に仕上げた。実際に事故が起こった船での撮影を実施するとともに、飽和潜水の作業手順や機材などの細部のリアリティーを徹底的に追求。さらに、事故のドキュメンタリー映像も劇中で使用している。

『ラスト・ブレス』
9月26日(金)より、新宿バルト9ほか全国ロードショー

出演:ウディ・ハレルソン、シム・リウ、フィン・コール、クリフ・カーティス
監督:アレックス・パーキンソン 原作:ドキュメンタリー『ラスト・ブレス』(メットフィルム)
脚本:ミッチェル・ラフォーチュン、アレックス・パーキンソン&デヴィッド・ブルックス
提供:木下グループ 配給:キノフィルムズ

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