
株式会社闇が手掛ける、“音”の恐怖をテーマにした展覧会「残響シ念展 -⾳と感情の実験室-」が東京・池袋のPARCO FACTORYにて開催中だ。
この展覧会では、音がいかに人間の認知を操り、感情に影響を与えているのかを実験するという。被験者はもちろん、来場者の我々である。

会場内部は実験室と称された6つの部屋に分かれており、来場者はひとつずつその中を進み、様々なアプローチで音が感情に与える影響を実験していく。
例えば……
映像単体では特になんでもないものが、BGMによって不安を掻き立てる不気味なものに見えてしまったり。


一般的に不快だとされる様々な音をヘッドホンで聴き、自分の中で不快スイッチが入る瞬間を確かめたり。


虫歯治療の音を聴くもの 歯医者嫌いは涙目必至
“壁の向こうにいる人の会話”など、音の出処が目視できない状態でその音を聴いてみたり。


壁にコップをつけて隣人の話し声を聴くもの 不明瞭な会話はなぜか良からぬ内容に思えてくる
ひとつひとつの実験は少々不穏な雰囲気はあるものの、それほど恐ろしいものではない。しかし、実験を重ねていくうちに耳から入ってくる情報にどんどん敏感になり、音と感情の結びつきが強固になってくる感覚がある。
そして、最後の実験室だ。このエリアだけは一切撮影不可となっている。

簡単に説明すると、4人ほどが入れる小部屋に入り、椅子に座ってヘッドホンで“ある音”を聴く。それだけである。実験を経て感覚が過敏になっているのも影響しているのか、音がゾワゾワと体を駆け巡り、戦慄する。そして、これは私だけではないことを願いたいが、流れている音の奥に、なにか声のようなものを聞いてしまったような気がする。あれは本当に聞こえたものなのか、あるいは緊張感から生み出された幻聴なのだろうか……。
最後の実験室に関しては、怖くなってしまった方は体験せずに退場することもできる。しかし意地悪な脅かし(ドアをぶち破ってゾンビ犬が飛び込んでくるとか)があるわけではないので、来場の際はぜひご体験を。ああ、ゾワゾワ……。
東京・池袋での開催後は、名古屋・心斎橋への巡回が決定している。最新情報は公式サイトでお確かめを。
「残響シ念展 -⾳と感情の実験室-」池袋会場
公式サイト:https://art.parco.jp/parcomuseum/detail/?id=1932
会場:池袋PARCO 本館7F PARCO FACTORY(東京都豊島区南池袋1-28-2)
会期:2026年6月26日(金)~7月20日(日) 11:00-21:00 ※入場は閉場30分前まで ※最終日18時閉場
入場料:1,500円(税込) ※小学生以下無料 ※各種優待あり
主催・プロデュース:株式会社パルコ
企画・演出:株式会社闇
巡回情報
名古屋PARCO 西館6F PARCO GALLERY 2026年10月3日(土)~11月15日(日) 予定
心斎橋PARCO 14F PARCO HALL 2026年12月5日(土)~1月17日(日)予定

最初の実験室に置かれている物々しい実験資料

実験を繰り返すなかで異常をきたした様子の研究員の日誌が。ヤダァ、「バイオハザード」みたい

レントゲンかMRIでも撮りそうな実験室入口(撮りません)


















