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今年7月、77歳で生涯に幕を閉じた偉大なるゾンビ映画の父、ジョージ・A・ロメロ監督の追悼企画として、各映画館での上映が決まり始めている。
まず新宿シネマカリテにて開催中の映画祭『カリコレ2017』では、ゾンビ映画の金字塔『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(1968)。そして近年の作品から『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』(2008)、『サバイバル・オブ・ザ・デッド』(2009)が上映となる。『カリコレ2017』では、『ゾンビ手帖ブログ』の管理人であり特殊書店タコシェの店長でもある伊東美和、アートディレクター・映画ライターの高橋ヨシキによるトークショーも開催される。
<東京都 新宿シネマカリテ>
・『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』 8月15日(火)12:30~ ※上映後に伊東美和、高橋ヨシキによるトークショー
・『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』 8月16日(水)12:30~
・『サバイバル・オブ・ザ・デッド』 8月17日(木)12:30~
そして、池袋の名画座・新文芸坐では不動のゾンビ映画『ゾンビ』のディレクターズカット版、そして『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』『サバイバル・オブ・ザ・デッド』の三本立てオールナイトが決定。なお、人気作『死霊のえじき』の上映を熱望しているファンも多いことと思うが、権利切れのため上映ができないとのこと。
また、ロメロはゾンビ映画だけではないとばかりに、スティーブン・キングの原作をロメロが映画化した『ダーク・ハーフ』、高い知能を持つ殺人サルの恐怖を描く『モンキー・シャイン』の上映も決定した。一日限りのレイトショーの上、どちらもスクリーンで観られる機会はかなり少なくなるそうなので、お見逃しのないように。
<東京都 池袋新文芸坐>
・オールナイト3本立て
9/2(土)『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』『ゾンビ(ディレクターズカット)』『サバイバル・オブ・ザ・デッド』・レイトショー1本立て
9/22(金)『ダーク・ハーフ』、9/23(土)『モンキー・シャイン』劇場公式サイト:http://www.shin-bungeiza.com/
東京の映画館ばかりではない。兵庫県尼崎市の映画館、塚口サンサン劇場も早々に追悼上映を決定した。『ゾンビ』を劇場こだわりの“特別音響”で上映するという。おそらく、観る者が恐怖に縮み上がるド迫力の音響で映画館ならではの『ゾンビ』を魅せてくれるであろう。
<兵庫県 塚口サンサン劇場>
8/5~1週間限定
『ゾンビ』特別音響上映 ※上映バージョン後日決定劇場公式サイト:http://www.sunsun.info/
また、ロメロが亡くなる前に決定していた上映だが、山口情報芸術センターで行われるカナザワ映画祭の『爆音オールナイト「ナイト・オブ・ザ・ゾンビムービー」』(8/4)でも、『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』を観ることができる。上映作品はほかに『バタリアン』『スペース・バンパイア』。後者二作はロメロ作品ではないが、ぜひともスクリーンで楽しみたい傑作だ。詳細は公式サイトにて。
追悼上映はまだ発表されはじめたばかり。おそらく全国各地の劇場でも上映が決定するだろう(と信じたい!)。何はともあれ、上記映画館近隣にお住いの皆様は追悼上映をスケジュールにねじ込み、映画館にロメロ映画を観に行こう!
【速報】ジョージ・A・ロメロ追悼オールナイト&レイトショー、緊急決定!
■9/2(土)オールナイト3本立て『ゾンビ(ディレクターズ・カット)』他2本。今回ばかりはDCを。■レイトショー1本立て9/22(金)『ダーク・ハーフ』、9/23(土)『モンキー・シャイン』。詳細後日発表。 pic.twitter.com/ePKBw413oH— 新文芸坐 (@shin_bungeiza) 2017年7月26日
【緊急増殖希望!】ジョージ・A・ロメロの魂がスクリーンから蘇る!ホラー映画というジャンルを超えエンターテイメントの可能性を後世に広げた偉大なロメロ監督に敬意を表して8月5日より「ゾンビ」を当劇場拘りの《特別音響》で1週間限定緊急上映決定!また、上映バージョンは後日ご案内致します。
— 塚口サンサン劇場 (@sunsuntheater) 2017年7月26日
『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』© 2010 NOTD, LLC. All rights reserved.
『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』© 2007 George A. Romero’s Diary of the Dead, LLC. All Rights Reserved.
『サバイバル・オブ・ザ・デッド』© 2009 BLANK OF THE DEAD PRODUCTION INC. ALL RIGHTS RESERVED