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傑作ホラーを量産するジェイソン・ブラムが『ハロウィン』続編のこだわりを語る 「ただのマネでもかけ離れすぎてもダメ」

2019.02.20 by

この記事は1年以上前に掲載されたものです。


このお方がいなかったら2000年代ホラーはどうなっていたんでしょう……。

低予算で確実に面白いホラー映画の方程式を編み出し、『パラノーマル・アクティビティ』から『パージ』シリーズ、アカデミー賞に食い込んだ『ゲット・アウト』まで、様々なホラー映画をプロデュースしてきたブラムハウス・プロダクションズのジェイソン・ブラム

そんなブラム御大が2/20で50歳の誕生日を迎えられました。おめでとうございます! そしてありがとうございます! もうあなたの映画なしでは生きられない……。

そんな彼のプロデュース最新作は、ジョン・カーペンター監督の伝説のスラッシャー映画の続編となる『ハロウィン』。続編でありながら一作目と同じタイトルを冠するあたりに並々ならぬ気合を感じる本作について、ブラムがそのこだわりを語ったインタビュー映像が到着しました。

40年越しの続編を作ることについて、「1作目を踏襲してインスピレーションは受けながらも、ただの“マネ”ではダメだしかけ離れすぎてもダメだ」と語るブラム。今回の『ハロウィン』については絶妙なバランスを保てていると絶賛。「過去作に敬意を払った全く新しいものを生み出せた」と自信を見せています。

また、ブギーマンことマイケル・マイヤーズというホラーアイコンについて、「理由もなく邪悪な人物が描かれたのは『ハロウィン』が初めて」とし、「観客は行動に理由のある悪役に慣れているから、その新しい感覚は観客にとって不快なんだ」と分析。また、そんなマイケルが誕生したのは一作目の予算が少なかったことも理由のひとつであり、「その結果として象徴的なキャラクターが生まれた。その単純さが彼の怖さをより強めている」と、今なお畏怖され続けるマイケルの魅力を語っています。

そんな一作目の『ハロウィン』へのリスペクトをこめて進化した新作『ハロウィン』、どうぞお楽しみに!

作品概要

『ハロウィン』
4月12日(金) 全国公開

監督:デヴィッド・ゴードン・グリーン 脚本:ダニー・マクブライド、デヴィッド・ゴードン・グリーン 
製作:ジェイソン・ブラム 音楽:ジョン・カーペンター、コーディ・カーペンター
出演:ジェイミー・リー・カーティス、ジュディ・グリア、アンディ・マティチャック、ニック・キャッスルほか
配給:パルコ 宣伝:スキップ
2018年/アメリカ/カラー/デジタル/英語/原題:Halloween/106
分/R-15

(C) 2018 UNIVERSAL STUDIOS

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