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ナタリー・エリカ・ジェームズ監督が語る『レリック -遺物-』 中田秀夫監督との意外なつながりも

2021.08.23 by

この記事は1年以上前に掲載されたものです。

“祖母の認知症”が着想源となったホラー映画『レリック -遺物-』が現在公開中。このたび、本作で脚本・監督を務めたナタリー・エリカ・ジェームズのインタビュー映像が解禁となった。“認知症”だけではない本作のインスピレーションや、『リング』中田秀夫監督との意外なつながりを明かしている。

本作は、森に囲まれた家でひとりで暮らす老女エドナをめぐる物語。エドナが一時行方不明になったことをきっかけに、娘のケイと孫のサムがエドナの家にやってくるが、エドナはまるで別の“何か”のように変貌しており、また、彼女の暮らす家にも不穏な気配が見られるのだった。『アベンジャーズ』のルッソ兄弟と俳優のジェイク・ギレンホールが本作の脚本に惚れ込み、プロデューサーを務めている。

インタビュー映像では、ジェームズ監督が、恐ろしくも切ない本作の設定が生まれた過程について語っている。ジェームズ監督は日系オーストラリア人で、彼女の祖母は日本在住。祖母が住む名古屋郊外の古い家は、幼い頃のジェームズ監督には夢に見るほど恐ろしく見えたそう。その印象が、本作におけるエドナの家の不気味なイメージにも反映されているようだ。
また、映像内ではJホラーの巨匠・中田秀夫監督についても語られている。ジェームズ監督の友人が中田監督と交流があり、中田監督の仕事のプロセスやホラーに対する哲学について、いつも話を聞いていたという。その話を聞く中で、ジェームズ監督はホラーについて“怖い”だけではなく“美しい”という印象を持ったことを明かしている。

『レリック -遺物-』
新宿シネマートほかにて現在公開中

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