この記事は1年以上前に掲載されたものです。
特殊効果の巨匠フィル・ティペットが手掛けたストップモーションアニメ『マッド・ゴッド』が12月2日より公開。その制作工程を映したメイキング映像と制作秘話が公開された。
多種多様な化け物たちが蠢く暗黒世界を描いた独創的な本作。心理学者カール・ユングに影響を受けたティペットは、「多くのアイデアは夢から盗んだ」と明かす。夢をノートに大量に記録し、潜在意識から溢れ出したイメージを使って作品を作ったという。
解禁されたメイキング映像では、CGを学んできた新世代のアーティストたちに、ティペットが手作りのストップモーションの技術を教えながら共同作業を行っていく様子を見ることができる。彼らは金属や粘土、毛、布、パウダー、スプレー、グルー、ガスバーナーなど様々な材料と道具を使ってあらゆる質感を表現し、キャラクターたちに生命を吹き込んだ。ここで作られたキャラクターたちがストップモーションによってどのような表情を見せてくれるのか、期待が高まる映像となっている。
さらに映像には、ILM社でスティーヴン・スピルバーグやジョージ・ルーカス作品に携わってきた視覚効果界の重鎮であり、ティペットの長年の盟友でもあるデニス・ミューレンの姿もある。ミューレンは本作でアソシエイト・プロデューサーとしてクレジットされている。
『マッド・ゴッド』
12/2(金)新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
© 2021 Tippett Sudios Inc.