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カルト教団の潜入捜査をしたことから、教団内の集団自殺事件を目撃してしまうという脅威のホラー『The Sacrament』が、邦題を『サクラメント 死の楽園』として11月28日より日本公開されることが決定した。今作は、全編POV(主観映像)での撮影となっており、観客は、目の前で行われている集団自殺をその場で見ているかのように体験することとなる。
<ストーリー>
ある日、連絡が途絶えていた妹から奇妙な手紙を受け取ったパトリック。彼は過激な取材スタイルのVICE社のサムとともに、とある共同体へと潜入取材を敢行する。「エデン教区」と名付けられたその場所は皆幸せそうに暮らしており、妹も無事だった。彼女は、ここで豊かな生活ができるのは“ファーザー”のおかげだと話す。しかし、平和に見える<地上の楽園>だったが、不可解な空気が見え隠れし始める。彼らは取材を装い、妹を救い出そうとするのだが…。
モチーフとなっているのは、かつてカルト教団“人民寺院”がおこなった集団自殺事件。教祖の指導で914人が一斉に自殺し、9.11同時多発テロ以前ではアメリカ史上最悪の犠牲者数となった実在の事件だ。
今作は、かつて『ホステル』で観る者を驚愕させ、新作の『グリーン・インフェルノ』も話題のイーライ・ロスが脚本・製作を担当し、ホラーオムニバス『V/H/S シンドローム』の一編や『インキーパーズ』を手がけたタイ・ウエストが監督する。タイ・ウエストは、イーライ・ロスのデビュー作『キャビン・フィーバー』の続編『キャビン・フィーバー2』を手がけた監督でもあり、二人のコンビネーションにも期待が高まる。
映画『サクラメント 死の楽園』は11月28日より角川シネマ新宿レイトショーほかにて公開。震えて待て!
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