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スランプの小説家が移り住んだ、片田舎の古民家――狂気にとらわれた男は、猫をあつめはじめる。……すみません、ホラー映画ではありません。4/8公開の映画『ねこあつめの家』がなんでか分かりませんがホラー映画風の予告編を公開しております。
人気スマホゲーム『ねこあつめ』を全米待望の(嘘です)実写映像化した映画『ねこあつめの家』。ゲームは庭先におもちゃとごはんを置いて猫が来るのをひたすら待つという大変シンプルなものですが、映画版では人生に行き詰まった小説家が、占い師に導かれて移り住んだ田舎の家でひたすら猫をあつめるようです。なんだか若干狂気を感じますが、ほんとにホラー映画じゃないですよね? ちょっと確認してみましょうか。
今回のホラー映画風の予告編では、一匹の黒猫が我々をその恐怖の舞台へと案内します。
古びた一軒家で、孤独にノートパソコンに向かう小説家。かつて若くして新人賞を受賞し、人気作家となっているだけに、現在のスランプは手痛いもの。気持ちだけが先走り、筆は空回りするばかり。
ふたたびの甘美な成功への執着が彼の精神を追い詰め、さまざまな怪奇現象、周囲の不穏な住人たちが彼の思考を犯していきます。
狂気にとらわれ、床を這いつくばる小説家。その姿はまるで『呪怨』の伽椰子のよう。「ニャー」の鳴き声も、なんだか俊雄みたい。もしやこの小説家、もう死んでいるのでは?
だいぶホラー映画説が濃厚になってきました。予告編後半にはほのぼのとしたBGMとともに本編の映像も入っておりますが、無数の猫はどこから来て、なぜこの家に集まるのか、もしや猫たちがこの小説家をコントロールしているのでは?と怪訝になってしまいます。
家の裏庭や地下室に朽ち果てた無数の人間の死体があり、実は猫が人間をあつめている、“にんげんあつめの家”だった――なんていうオチを期待しますが、多分違いますので正解は映画館でお確かめください。
なぜこの予告編を作ったのかは不明ですが、ホラー好きってもしかして猫好きが多かったりするんでしょうか? ちなみに筆者はアプリの『ねこあつめ』もどハマりした猫好きです。ほのぼのニャンコストーリー『ねこあつめの家』は新宿武蔵野館ほかにて4/8公開。
公式サイト:http://nekoatsume-movie.com/index.php
ついでに出演猫たちの写真もどうぞ。丸顔の子が多いのとサビ猫もいるのが最高ですね(主観です)。