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ゾンビ映画の父 ジョージ・A・ロメロ追悼上映続々と決まる 『カリコレ2017』、池袋新文芸坐、塚口サンサン劇場で

2017.07.27 by

この記事は1年以上前に掲載されたものです。

今年7月、77歳で生涯に幕を閉じた偉大なるゾンビ映画の父、ジョージ・A・ロメロ監督の追悼企画として、各映画館での上映が決まり始めている。

まず新宿シネマカリテにて開催中の映画祭『カリコレ2017』では、ゾンビ映画の金字塔『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(1968)。そして近年の作品から『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』(2008)、『サバイバル・オブ・ザ・デッド』(2009)が上映となる。『カリコレ2017』では、『ゾンビ手帖ブログ』の管理人であり特殊書店タコシェの店長でもある伊東美和、アートディレクター・映画ライターの高橋ヨシキによるトークショーも開催される。

<東京都 新宿シネマカリテ>
・『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』 8月15日(火)12:30~ ※上映後に伊東美和、高橋ヨシキによるトークショー
・『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』 8月16日(水)12:30~
・『サバイバル・オブ・ザ・デッド』 8月17日(木)12:30~

映画祭公式サイト: http://qualite.musashino-k.jp/quali-colle2017/

そして、池袋の名画座・新文芸坐では不動のゾンビ映画『ゾンビ』のディレクターズカット版、そして『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』『サバイバル・オブ・ザ・デッド』の三本立てオールナイトが決定。なお、人気作『死霊のえじき』の上映を熱望しているファンも多いことと思うが、権利切れのため上映ができないとのこと。
また、ロメロはゾンビ映画だけではないとばかりに、スティーブン・キングの原作をロメロが映画化した『ダーク・ハーフ』、高い知能を持つ殺人サルの恐怖を描く『モンキー・シャイン』の上映も決定した。一日限りのレイトショーの上、どちらもスクリーンで観られる機会はかなり少なくなるそうなので、お見逃しのないように。

<東京都 池袋新文芸坐>
・オールナイト3本立て
9/2(土)『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』『ゾンビ(ディレクターズカット)』『サバイバル・オブ・ザ・デッド』

・レイトショー1本立て
9/22(金)『ダーク・ハーフ』、9/23(土)『モンキー・シャイン』

劇場公式サイト:http://www.shin-bungeiza.com/

東京の映画館ばかりではない。兵庫県尼崎市の映画館、塚口サンサン劇場も早々に追悼上映を決定した。『ゾンビ』を劇場こだわりの“特別音響”で上映するという。おそらく、観る者が恐怖に縮み上がるド迫力の音響で映画館ならではの『ゾンビ』を魅せてくれるであろう。

<兵庫県 塚口サンサン劇場>
8/5~1週間限定
『ゾンビ』特別音響上映 ※上映バージョン後日決定

劇場公式サイト:http://www.sunsun.info/

また、ロメロが亡くなる前に決定していた上映だが、山口情報芸術センターで行われるカナザワ映画祭の『爆音オールナイト「ナイト・オブ・ザ・ゾンビムービー」』(8/4)でも、『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』を観ることができる。上映作品はほかに『バタリアン』『スペース・バンパイア』。後者二作はロメロ作品ではないが、ぜひともスクリーンで楽しみたい傑作だ。詳細は公式サイトにて。

追悼上映はまだ発表されはじめたばかり。おそらく全国各地の劇場でも上映が決定するだろう(と信じたい!)。何はともあれ、上記映画館近隣にお住いの皆様は追悼上映をスケジュールにねじ込み、映画館にロメロ映画を観に行こう!



『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』© 2010 NOTD, LLC. All rights reserved.
『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』© 2007 George A. Romero’s Diary of the Dead, LLC. All Rights Reserved.
『サバイバル・オブ・ザ・デッド』© 2009 BLANK OF THE DEAD PRODUCTION INC. ALL RIGHTS RESERVED

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