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【体験談その1】真夜中の入院病棟で見たもの

2013.08.30 by

この記事は1年以上前に掲載されたものです。


ここに書かれた体験談は、ニコニコ生放送『ニコ厨の恐怖体験集めてみた 生怪談「ミテハイケナイ」』に投稿された、視聴者の実体験です――。

【体験談】真夜中の入院病棟で見たもの

私の体験した恐怖体験です。

今から3年ほど前に、職場の飲み会で食中毒に遭ってしまい、2週間ほど入院していた頃の話です。

入院したことある人はわかると思いますが、患者が入院する病棟というのは大体フロア毎に科が決まっているんですね。例えば、骨折した人などの外科のフロア。私が入院したのは消化器科で、内科関係の方々と一緒でした。

ある日、消灯時間も過ぎて眠りについていたとき、尿意を感じてトイレに行こうとベッドを出ました。私は廊下の一番端の部屋に入院していて、そこから一番近いトイレは個室で一人用。明かりが点いていて誰か入っているようなので、さらに先にある多人数用のトイレに向かいました。
トイレを済ませ病室に戻ろうとした時に、ふとキィキィ音がするので、音がした反対側の廊下の先を見つめてみると、なにやらぼんやりと明るいなにかがこちらに向かっているのが見えました。

最初は巡回の看護士かな?と思ったのですが、妙に明かりの位置が低い。よ~く目を凝らして見てみると、ぼやぁっと車椅子が見えました。

車椅子の人が夜中にトイレ行くのは大変だなぁと思い、その時はなにも疑問に思わず病室に戻り眠りました。
翌日、検温の時に看護士さんにその時の話をしたのですが、私の居るフロアは前述の通り消化器科・内科関係のフロアで、車椅子を必要とする重症患者はカテーテルを通しているので、トイレを使用する人はいないと言われました。

果たしてあれは幽霊だったのでしょうか。それともたまたま違うフロアの患者が降りてきただけなのでしょうか。エレベーターはあちら側になかったはずなのですが……。

体験談提供者:ぴすぴすさん

[イメージ画像]Flicker:http://www.flickr.com/photos/contri/5721046844/

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