この記事は1年以上前に掲載されたものです。
ここに書かれた体験談は、ニコニコ生放送『ニコ厨の恐怖体験集めてみた 生怪談「ミテハイケナイ」』に投稿された、視聴者の実体験です……。
【体験談】誰かが見てる
ぼくが大学生の頃でした。
当時、大学寮の4階に先輩と二人部屋で住んでいました。その寮は築20年以上のおじいさんでした。
窓の無い場所もあったためか、ドア上部にある2.5cmくらいの窓枠には段ボールが貼ってありました。ぼくはその段ボールが古臭くて嫌だったので、誰にも相談せずに取り払ってしまいました。
ある日、授業が終わって部屋に戻りご飯を食べていると「コンコン」と誰かが部屋をノックしました。しかしドアを開けるとそこには誰もいませんでした。
いたずらか、と思い再びご飯を食べ始めるとまた「コンコン」。
やはりドアの向こうにはやはり誰もいませんでした。
しかしあることに気付いたぼくは慌てて先輩に電話しました。ドアの向こうには誰もいないのに、上部の窓枠からこちらを見る男性の顔があったのです。
あとで先輩にこのことを話すと、どうやらぼくの住んでいた寮には「何か」がいるそうで。各部屋に貼ってある段ボールは、その「何か」に見られないようにするために貼ってあったのだということでした。
そのことを話す先輩の後ろの窓からも見知らぬ女性の顔がこっちを見ていました。
体験談提供者:ぺーたーさん