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ホラー通信

映画『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』吸血鬼ヴラドにインタビュー! 「この120年間で一番おもしろい映画だぞ!」

お笑い映画輸入 2015.01.19 15:00by


1月24日公開のホラーコメディ映画『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』“現代に生きるご長寿ヴァンパイアたちの共同生活に密着したフェイク・ドキュメンタリー”という前代未聞の設定で、情報解禁以来話題となっています。

筆者も喜び勇んで試写に出かけましたが、ヴァンパイアの定番設定や、これまでの映画で描かれてきたヴァンパイア像をうまく活かしつつ、その舞台を現代のシェアハウスに置き換えることで絶妙なギャグの数々をつくりあげた傑作となっています。

今作で共同生活を送っているヴァンパイアは下記の通り。

・吸血鬼 ヴィアゴ(379歳)
 まじめな性格でリーダー的存在。共同生活を改善するためにみんなを集めて都度会議を開いている。
・吸血鬼 ヴラド(862歳)
 ワイルドでセクシー。女をはべらせるのが似合う。ポーク(串刺し)するのが好き。
・吸血鬼 ディーコン(183歳)
 比較的若いヴァンパイアでやんちゃなため、人と対立しがち。編み物が好きなカワイイ一面も。
・吸血鬼 ピーター(8000歳)
 見た目からして圧倒的ヴァンパイア感を誇る長老。おじいちゃんなのでよく寝てる(棺で)。

この4人が繰り広げている共同生活に、新米ヴァンパイアのニックや、その友だちで人間のスチューが入り込んで大騒動となっていきます。

このたび、吸血鬼ヴラド役を演じ、タイカ・ワイティティとともに監督も務めたジェマイン・クレメントさんに電話インタビューをすることができました。
ヴァンパイアにインタビューするなんてこれがほんとのインタビュー・ウィズ・ヴァンパイア……ってことでどうぞお楽しみ下さい。

吸血鬼 ヴラド役 ジェマイン・クレメント インタビュー

――今回の映画はさぞ方々から絶賛されていることと思いますが、私も大変大笑いさせていただきました……。

ジェマイン:ありがとう(にっこり)。

――今作は、ヴィアゴ役のタイカさんとジェマインさんがお二人で作った短編映画が元となっているそうですね?

ジェマイン:そうなんだ。この作品を作るために、まずそのベースとなる短編映画を作ったんだよね。それがもう10年くらい前になるかな。

ヴァンパイアの共同生活は節約のため?

――ヴァンパイアがシェアハウスを借りて共同生活を送るという突飛なアイデアはどこからきてるのですか?

ジェマイン:僕らが元々シェアハウスを借りて生活をしていたことがヒントになってるね。それにヴァンパイアって長生きだから、1人で生きてると孤独が続くし、だから共同生活をしたほうがいいと思うんだよね(笑)。あと、映画に登場する彼らはみんな貴族上がりのヴァンパイアなんだけど、長く生きてりゃお金もなくなるだろうから、節約のためさ(笑)。

――(笑)。もともとヴァンパイアになにか思い入れがあったのですか?

ジェマイン:昔から好きだったんだ。子どものころ夜中に起きてテレビをつけたらヴァンパイア映画がやっていて、それ以降めちゃくちゃ悪夢をみるほどトラウマになった(笑)。それに10歳のころ、“ギャング”というグループを作ってたんだ。

――“ギャング”?

ジェマイン:俺がリーダーでね。みんなで吸血鬼の歯をつけてトランシルヴェニアなまりで話して、自分たちより幼い子どもを脅すという活動をしてたんだよ(笑)。

――ひどい(笑)!

ジェマイン:だからもうヴァンパイアの演技は30年間の研鑽の賜物だよ(笑)。板についたもんだよね!


――今作のヴァンパイアたちの、人間的でとってもユーモラスなキャラクターはどうやって作り上げていったのですか?

ジェマイン:まずは吸血鬼としてのキャラクターを作って、そこに人間性をブレンドしていったんだ。タイカが演じているヴィアゴは『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』のイメージだったんだけど、ちょっと口うるさい性格の部分はタイカのお母さんにそっくりなんだ(笑)。タイカはお母さんをモデルに演じているんだよ。

――まさかのお母さん(笑)。

ヴァンパイアたちが惚れ込んだ“普通すぎる人間・スチュー”

――ひょんなことからヴァンパイアたちとつるむことになる人間・スチューのローテンションさも面白かったですよねぇ。あの方は日ごろからあんな感じ?

ジェマイン:もうほんっとあんな感じ(笑)。なんでも助けてくれるし人に好かれるスイートな男だよ。もともとはそんなに彼をフィーチャーする話じゃなかったんだ。でも前身の短編映画を撮ってるときに、吸血鬼に囲まれてものすごくフツーにフライドポテトを食べてるスチューが可笑しくてさ(笑)。だから長編では脚本に彼のエピソードをもっと盛り込んだんだ。

[参考動画:ヴァンパイアにまったく動じず、彼らにPCを教えるスチュー(IT関係勤務)]


――今作はベースとなるストーリー以外はみなさんすべて即興で演じられたそうですね?

ジェマイン:そうなんだよ。だからこそそれぞれのキャラクターの振る舞いがとても自然で良いものになった。それに出演陣に優秀なコメディアンが多いからね、僕らが脚本を書くよりおもしろいギャグを飛ばしてくれるんじゃないかなと思ったんだよ(笑)。

――即興演技のなかで「これはケッサクだったな~!」って思うシーンはあります?

ジェマイン:シェアハウス内で起こった騒ぎを聞きつけて、警察が家の中を見に来るシーンだね。家のなかはとんでもないことになってるのに、警察たちはヴィアゴの催眠術で平然としてる。あそこは演じてる僕らも笑いを堪えるのに必死だった(笑)。是非観てほしいね!

――ジェマインさんのお気に入りのシーンはありますか?

ジェマイン:ニックがヴァンパイアになる前に、屋敷のなかでみんなで追いかけ回すシーンだね! ホラー的でスリリングなシーンになった。

――あのシーン、やたら怖かったですね(笑)。撮影中の印象的なエピソードってありますか?

ジェマイン:映画のなかで○○○が死んじゃうだろ?(※誰が死んだかは映画を観てね!) そいつの骨を水葬してみんなで見送るシーンなんだけど、人体模型の骨をベースにつくったリアルな遺骨を川に流して撮影してたんだけどさ、みんなでいろんなアドリブをかましてたらいつのまにか取り戻せないくらい骨が流れていっちゃって(笑)。いつかどこかに流れ着くと思うんだけど……どこへいったのか……。

――通報されますよ(笑)。ちなみに、ヴァンパイアたちは人間にドキュメンタリーを撮らせてどうするつもりだったんでしょう?

ジェマイン:俺が演じたヴラドは虚栄心が強いからなぁ。「俺の不滅の勇姿を永遠に残してる!」みたいな感じかな。ヴィアゴはもっとキュートな奴だから、「ヴァンパイアは悪い奴らじゃないよ!」ってことをみんなに見せたかったんじゃないかな。

吸血鬼ヴラドからメッセージ

――では最後に、『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』の公開を日本で心待ちにしてるみなさんに、“吸血鬼 ヴラド”から何かコメントをいただけますか?

ヴラド(ジェマイン):うむ、いいだろう! オレ様は串刺公・ヴラドだ。映画『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』はこの120年間でもっとも面白い映画だ! 是非とも劇場に足を運びたまえ! 

――ヴラドさん、ありがとうございました(笑)!

映画『シェアハウスウィズヴァンパイア』
1月24日より全国ロードショー
公式サイト:http://www.shochiku.co.jp/swv/[リンク]

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