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7月11日より日本公開となる映画『ゾンビーバー』をご紹介いたします。
タイトルだけで「アッ ビーバーがゾンビになるんやな……」とお思いかもしれませんが、まったくもってそのとおり。ビーバーが、ゾンビになります!!
主人公は、ジェン(ブロンド)、メアリー(メガネっ娘)、ゾーイ(香椎由宇似)のまあまあ可愛い子ちゃん3人組。彼氏の浮気で傷心中のジェンを慰めるべく、湖のほとりの小屋で休日を過ごそうとしていた3人ですが、そのころ湖のビーバーには異変が……。巣にふりかかった緑色の有毒廃棄物のせいで、悪魔の毒々ビーバーちゃんたちが大量発生していたのです! な、なんだってー!!
それに気付かないまま本人たちしか面白くない女子会トークを弾ませ、夜を明かそうとしていた3人。そこへ3人の大変頭の悪そうな彼氏たちも乗り込み、若者たちは当然ヤラシイことに熱中しちゃうわけですが、ビーバーちゃんはそんなの許さない!! 彼女らのいる小屋へ、そろりそろりと忍び寄っていたのです……。
今作に登場するゾンビ・ビーバーことゾンビーバーは、CG全盛のこの時代に大変あたたかみを感じるマペットでつくられていることでもちょっとした話題になっております。そのマペットも、作品を観てみると「手作り感があっていいなァ……!」と大変微笑ましく感じられる仕上がり。
とはいえ、爆発的な勢いでビーバーが人間を襲うのでスリルは満点。勢いがありすぎて笑わずにはいられないレベル。ビーバー特有の長いキバで浮かれた若者どもをひとかじり、大きな平たいしっぽをバンバン言わせて挑発するゾンビーバー。応援せずにはいられませんね! いいぞもっとやれ!
多くの人間がビーバーの毒牙にかかり命を落としますが、観たあとに気落ちすることは一切なし。深刻さ皆無で観られ、売店で買ったポップコーンも大変美味しく感じられるとっても楽しい作品となっております。上映館でポップコーンを販売している保証はございませんが。
女の子のなかでもとりわけ美人(※筆者の主観です)なゾーイの脱ぎっぷりの良さや、エンドロールにあるフザケすぎなNG集、耳にこびりついて離れないテーマソングも是非お楽しみに。
また、字幕上映なのになぜか気合を入れすぎて吹き替えで製作されている日本版オリジナル予告編も是非ご覧あれ。“喘ぎ声”にエコーを入れるという訳のわからない気合の入れ方がなされております。
♪ゾンビィィィ~~ヴァァァ~~~……おっと、つい歌っちゃった。友だちと、恋人と、はたまた一人で観て大笑いするにはもってこいの映画『ゾンビーバー』は7月11日より新宿武蔵野館ほかにて公開です。どうぞお楽しみに!
映画『ゾンビーバー』公式サイト:http://www.interfilm.co.jp/zombeavers/