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カルト的人気映画『冷たい熱帯魚』『凶悪』と、ハリウッドリメイクも決定しているインドネシアの傑作『ザ・レイド』の製作陣が贈る、空前絶後の劇毒エンタテインメント『KILLERS/キラーズ』。20日、東京・六本木Super Deluxeにて来日記者会見イベントが開催され、主演の北村一輝さん、高梨臨さん、モー・ブラザーズ監督が登壇しました。
『KILLERS/キラーズ』は東京とジャカルタを舞台に、インターネットを通じて出会ったサイコキラーたちが、想像を絶する世界に導くサイコサスペンス。モー・ブラザーズ監督は、本当の兄弟では無くティモ・ジャヤント(背高い)、キモ・スタンボエル(メガネ)2人によるユニットです。
本作は、北村さん演じるサディスティックな残忍さと独自の美意識を貫くサイコキラー・野村が、その美しいルックスを武器に出会った女性を惨殺していくシーンがはじまる為、会場では“キラーズ・ガールズ”がお出迎え。
本日上映されたフッテージ映像は、世界初解禁の映像。イベントの模様は、Ustreamにて配信、インドネシア同時通訳でインドネシアでもライブ配信されていました。サンダンス映画祭へ正式出品決定し、1月20日の公式上映が、世界プレミア上映となります。サンダンス映画祭出品をうけて、各地で緊急公開が決定。日本2/1公開、インドネシア2/6公開となります。
北村さんが「インドネシアロケで驚いた事」や、監督が影響を受けたジャパニーズホラー、高梨さんは意外と残虐映画好き! など、トークは多いに盛り上がりました。キャスト・監督からのコメントは以下のとおり。
【北村一輝】
インドネシアはバリのイメージがあって、ジャカルタの街は知りませんでした。ジャカルタの街にいってびっくりしたのが町のパワー。7割が若者!右肩上がりになっているのを目の当たりにした。撮影のスピードが日本の3倍。日本は職人気質。100点の状況の中で回す。デジタル化が進み、その場で編集したり、音も後で直す。とても新鮮で、テンションが保てるのでやりやすかった。カメラワーク、センス、出来上がりにビックリ。撮影中のこだわりや絵ができあがって、発想がクレイジー。監督のポジションは感謝しています。
【高梨臨】
日本の監督でも演出が全然違うと思いますが、監督が二人というのが一番驚きでした。でも、現場での混乱は
なくやりやすい現場でした。こういった刺激的な内容の映画は個人的に苦手ではなく、普段も観ます。今回はいろいろ提案しながら演じられたので、楽しかったです。
【モー・ブラザーズ(ティモ)】
日本での撮影は素晴らしかった。キャリアは長くないけど今までで最高の体験をさせてもらった。、次回も日本でつくりたいですね!日本が来る前のイメージはポップカルチャー。実際はもっとすごかった。日本の映画が映画監督になるきっかけ。黒澤明の「赤ひげ」をみたときに強く映画監督になりたいと思いました。
【モー・ブラザース(キモ)】
僕らにとっても新しい体験、インドネシア発合作素敵な体験をしました。日本のスタッフとの作業はやりやすかった。プロジェクトがあればやりたい!寒い冬だとしてもね(笑)。ホラー映画のつくりとして、日本の映画『リング』に多大なる影響を受けました。同じアジア人同士なので、日本の文化に共鳴するものがある。北村さんはすごい才能の役者さん。過去の出演作も拝見し、役者のなかでも監督のビジョンを演じ切るし、高い経験値を持った偉大な役者です。
【キャスト】北村一輝、オカ・アンタラ、 高梨臨 、ルナ・マヤ、黒川芽以、でんでん、レイ・サヘタピー
【製作総指揮】ギャレス ・エバンス『ザ・レイド』
【監督】モー・ブラザーズ
【脚本】ティモ・ジャヤント、牛山拓二
【製作】日活、ゲリラメラフィルムズ【協力】ポイント・セット
【配給】日活 (C) 2013 NIKKATSU/Guerilla Merah Films
日本・インドネシア/原題『KILLERS』/R18+/サンダンス映画祭 2014 正式出品