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ホラー映画の金字塔『ゾンビ』 幻の“日本公開版”を蘇らせるクラウドファンディング実施 主演俳優来日のチャンスも

2019.06.17 by

この記事は1年以上前に掲載されたものです。

『ゾンビ ─日本初公開復元版─』プロジェクト
ジョージ・A・ロメロ監督が手がけたゾンビ映画の金字塔、『ゾンビ』が日本公開40周年を迎える今年。1979年当時の空気感をふたたび蘇らせようというプロジェクトが現在クラウドファンディングを実施中です。

クラウドファンディングを行っている『ゾンビ ─日本初公開復元版─』プロジェクトは、現在ソフトや配信では観ることができない“劇場初公開時のそのままのバージョン”を可能な限り復元し、ゲストを招いてイベント上映、そして全国の劇場での上映を目指すもの。支援は3000円から可能で、10000円以上を支援すると、ブルーレイでこの“日本初公開復元版”を手に入れることもできますよ。

“日本劇場初公開版”はココが違う

1979年3月10日に日本ヘラルド映画の配給で公開された『ゾンビ』は、ロメロ監督の前作『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』が日本では未公開だったため、観客のために“ゾンビ発生の状況説明”が追加されました。また、残酷描写の過激さのため、ダリオ・アルジェント監修版の本編をベースに独自の編集が行われています。

<本編の違い>
(1) 冒頭の惑星爆発:ゾンビ発生が惑星の爆発による光線という設定で追加。
(2) 説明テロップ:タイプライターで打った英文により死者が復活した理由を説明。
(3) 残酷シーンの処理:静止画処理、モノクロ処理。
(4) 本編115分:一部残酷シーン、ドラマ部分をカット。エンドロールは黒味+BGM

今回の“日本初公開復元版”では、CG映像による冒頭映像(1)(2)の復刻と、(3)(4)の編集を施し、当時日本で初公開されたバージョンを可能な限り再現するとのこと。

ディレクターズ・カット版、ダリオ・アルジェント版、米国劇場公開版を当たり前に観られるようになった今だからこそ、敢えて“日本初公開復元版”で当時の雰囲気を楽しむのもオツではありませんか。

ストレッチゴールで主演俳優が来日

映画『ゾンビ』キャスト

スタートからわずか4日で200人以上の支持を集め、目標額500万円の60%を達成するという驚異的なスタートを切っているこのクラウドファンディング。目標額を超えた場合は、さらなる嬉しい目標が待っています。なんと、主演俳優が来日し、11月に東京・渋谷で行われるイベント上映に登壇するとのこと!

<ストレッチゴール>
・目標額750万円達成→主演俳優1名を上映イベントに招聘
・目標額850万円達成→主演俳優2名を上映イベントに招聘

※招聘候補の主演俳優
ケン・フォリー(ピーター役)
スコット・H・ライニガー(ロジャー役)
ゲイラン・ロス(フラニー役)

もし達成額がストレッチゴールに満たずとも、イベント上映では映画評論家の江戸木純さん、ライターのノーマン・イングランドさん、ライターの山崎圭司さんといった、映画『ゾンビ』を心から愛してやまないゲストが登壇予定。観客の皆様と、公開当時の『ゾンビ』復活の興奮を熱く分かち合ってくれることでしょう!

リアルタイムで劇場で鑑賞した方はもちろんのこと、『ゾンビ』をリアルタイムで観られなかった若い世代にもアツいこのプロジェクト。もちろん、『ゾンビ』を観たことない人が参加したっていいんです。プロジェクトは8月9日まで実施。詳細は、下記のページを御覧ください。

『ゾンビ ─日本初公開復元版─』プロジェクト クラウドファンディング
https://www.makuake.com/project/fieldworks2/

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