この記事は1年以上前に掲載されたものです。
清水崇監督が手掛ける映画『犬鳴村』が2/7より全国ロードショー。本編の冒頭8分間がノーカットで公開となった。2/6までの期間限定で見ることができる。
『犬鳴村』は、福岡県の旧犬鳴トンネルの先にあるとされながら、地図にもその痕跡が残っていない“犬鳴村”を題材とした物語。解禁となった冒頭8分は、動画撮影のためにカップルが旧犬鳴トンネルを訪れ、“犬鳴村”を探すシーンだ。都市伝説の“犬鳴村”を見つけて動画に収めるべくやる気満々の明菜(大谷凜香)を、恋人である悠真(坂東龍汰)が撮影しているファウンド・フッテージ的な映像となっている。
トンネル内からすでに不気味な雰囲気が漂っており、悠真が振り回すカメラにはところどころ“何か”が映り込んでいる。そして二人は、“犬鳴村”にまつわる都市伝説としてよく知られている「この先日本国憲法通用せず」の看板を見つけることとなる――。
怖がりな方のための恐怖回避モード
映画の冒頭でありながらすでにエンジン全開の恐ろしさを見せるこのシーン、「見てみたいけど怖そう……」と尻込みする方も少なくないだろう。そんなあなたのために、ホラーとテクノロジーの融合で人々を楽しませる株式会社闇が、動画を見ながらスイッチで切り替えられる「恐怖回避モード」を開発した。
動画上に表示されているスイッチをタップすると、すぐさま「恐怖回避モード」に切り替わる。動画にアプリのような加工が施されたり、愉快な効果音がついたり、驚くようなシーンの前にはカウントダウンが表示されたり、恐ろしいものが映るときゃわいいスタンプでデコられたりするのである。すごい、まったく怖くない。モードの切り替えは大変スムーズなのでノーストレスだ。
いわば恐ろしいシーンが台無しになっているわけだが、このモードで観ると加工なしの映像がなおさら気になることだろう。勇気が出たらスイッチをオフにして、通常モードの恐怖を堪能していただきたい。怖くなったらまたスイッチをオンにすればいいしね。
なお、最後まで鑑賞すると、あなたが何分スイッチをオンにしたかによって“怖がり度”を診断してくれる機能もあるぞ。
『犬鳴村』冒頭8分間をノーカット公開(2/6までの期間限定)
https://entm.auone.jp/camp2/inunaki-mv/