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ギレルモ・デル・トロが直々に演出! 映画『スケアリーストーリーズ 怖い本』恐怖シーン メイキング映像初公開

2020.03.15 by

この記事は1年以上前に掲載されたものです。

あまりの恐ろしさで物議を醸した児童書を、ギレルモ・デル・トロ製作×アンドレ・ウーヴレダル監督という強力タッグで映画化した『スケアリーストーリーズ 怖い本』が現在公開中。数々のモンスターが登場する恐怖シーンのメイキング映像が到着した。

本作の見どころは、原作本の不気味な挿絵を完全再現したモンスターたち。ハリウッドでもトップクラスのクリエイターとスーツアクターが集結し、CGではない“そこにいる”モンスターを作り上げている。ウーヴレダル監督によれば、「最初はデジタルでやらねばならないと思っていたけど、かなり早い段階でギレルモが『ダメだ、本物でやるんだ』って言って僕を説得した」のだそうだ。

メイキング映像では、そんなモンスターたちはもちろんのこと、ウーヴレダル監督やデル・トロも登場する。夜のトウモロコシ畑を闊歩するのは“カカシのハロルド”。強風が吹くなか撮影を決行したこのシーンは、天候や自然現象をうまく利用して、日常の中の非日常を演出した。また、バラバラになる身体を持つ究極生命体の“ジャングリーマン”とラモンが幽霊屋敷で対峙するシーンの撮影では、ウーヴレダル監督が身振り手振りを交えながら演出する様子が確認できる。ラモン役のマイケル・ガーザは、このシーンで全身汗だくになりながら緊迫感のある演技を見せた。

そして、デル・トロお気に入りのモンスター、“ペール・レディ(青白い女)”のシーン。オースティン・ザユル演じるチャックが精神病棟の中に閉じ込められ、真っ赤な廊下の中でペール・レディに遭遇する。通常、役者に演出をつけるのは監督の仕事だが、ペール・レディへの思い入れ故か、本シーンはプロデューサーであるデル・トロが直々に演出したようだ。廊下の先のペール・レディに戦慄するチャックの体の向きにまでこだわり、細かな指示を与える様子を見ることができる。

ルースを演じたナタリー・ガンツホーンが「次はどんな怖いことが起きるか、毎朝現場に来るのが楽しみだった」と語っているとおり、恐ろしいながらも「次は一体なにが出てくるのか」とワクワクできる作品に仕上がった本作。その全容は、ぜひスクリーンでご堪能あれ。

『スケアリーストーリーズ 怖い本』
全国公開中

配給:クロックワークス
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