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実在する心霊スポットを題材にした清水崇監督の『犬鳴村』が、2020年2月に公開され大ヒット。『犬鳴村』に続いて「実録!実在!恐怖の村」シリーズ第二弾として制作される次回作のタイトルが『樹海村』に決定。清水崇監督が再びメガホンをとる。情報解禁と併せて海外版ビジュアルが発表となった。
舞台は、山梨県に位置する富士の樹海。今から約1100年以上前に富士山大噴火で流出した青木ヶ原溶岩流を覆う広大な森だ。樹海のなかには70個以上の溶岩洞穴があり、コウモリも生息している。そんな樹海には、「コンパスが効かない」「入ると何者かに襲われる」「様々な怨念を持ったヤバい村がある」といった様々な都市伝説があるという。
ストーリーについてはまだ明かされていないが、キャストとして、『ミスミソウ』の山田杏奈、『くちびるに歌を』の山口まゆによるW主演が発表された。新型コロナウイルス感染対策を徹底し、7/11よりクランクインする。
清水監督、プロデューサー、“犬鳴村”村民のコメント
『樹海村』制作にあたり、清水崇監督、紀伊宗之プロデューサーに加え、なぜか“犬鳴村”村民のコメントが発表されている。“犬鳴村”村民は『樹海村』にも出演する気満々のようだが……?
<清水崇監督コメント>
『犬鳴村』では、東映さんが好き勝手な宣伝で暴走してくれましたが、おかげで“まさかの”大ヒット(東映さん談)となり、多くの方々に観ていただけて光栄でした。そしてまた……プロデューサーからの「よし次作れ! すぐ作れ!!」の追い立てに光栄&戸惑いながらも(苦笑)、自粛中の打合せ&執筆、リモートオーディションなどを経て、自信を持って取り組めるテーマの脚本、初々しく未来を感じさせるキャストが整いました。「村」シリーズ第2弾と呼称される事になった次の題材は、富士の樹海……ともすれば、人の生活臭や歴史の無い地で、前作のようなドラマや恐怖をどこまで追い求められるのか? 猛暑と新型コロナの余波への対策……かつて無い新たな苦戦を強いられていますが、ヒットによるシリーズ化の悪しきルーティーンとならないよう、心して地獄巡りの撮影旅行へ出かけて参ります。
目に見えない恐怖、それによって人が人をどう駆り立てるか?……奇しくも妙なリアリティを孕んでしまった世界に対して、劇作の娯楽映画がどう立ち向かえるか?も、見届けられればと思っています。
<紀伊宗之プロデューサーコメント>
いよいよクランクインします。『犬鳴村』に続き、憂鬱で緊張の毎日がまた始まります。僕たちはたくさんの物語の中からマジでやばい樹海村を題材に選んだ。世界的にもチョー有名なこの森は、はたして神の森なのか? 呪いの森なのか? そして村はどこに?
スタッフ、キャストをはじめとする関係者の無事を心から祈ります。ほんま心から。
<犬鳴村の村民代表コメント>
次の舞台が、あの樹海と聞いてゾッとしています。なぜなら村民旅行で出掛けた際に行方不明になったものが何人かいて、捜索願いを出していたので……。帰ってこれた村民はちゃんと抗体検査を受けてますので、いつでも出演可能です!
(C)2021 「樹海村」製作委員会