この記事は1年以上前に掲載されたものです。
「シッチェス映画祭 ファンタスティック・セレクション2020」にて10月30日より上映される『スリー・フロム・ヘル』より、名脇役の姿を切り取った3枚の場面写真が到着した。
本作は、殺戮大好き一家“ファイアフライ家”を描いた、ロブ・ゾンビ監督がおくる『マーダー・ライド・ショー』シリーズ第三弾。シリーズ二作目『デビルズ・リジェクト』のラストで息絶えたかに見えたファイアフライ家の3人のその後を描く。監督はもちろんロブ・ゾンビが続投する。
解禁となったのは、前作に続いての登場となるダニー・トレホと、キャプテン・スポールディング“ではない”とあるピエロの写真だ。
トレホ演じるロンドは、前作で、ファイアフライ家を追う保安官に雇われた殺し屋として登場した。本作では囚人として登場し、ファイアフライ家と対峙する。ビル・モーズリー演じるオーティスとともに、険しい表情で(いつも険しいけど)佇む場面と、拘束され、車の荷台で運ばれる場面が切り取られている。
こちらのピエロを演じるのは、出てると嬉しい“イイ顔”の俳優クリント・ハワード。ピエロらしい陽気な表情ではなく、どうも怯えた様子に見えるが……。彼のうしろには、バルーンアートのお花を手にした穏やかな表情のオーティスが佇んでいる。果たして彼の運命は?
ピエロと言えば、ファイアフライ家の長 キャプテン・スポールディングだが、本作ではスポールディングを演じるシド・ヘイグの健康状態のために、登場時間がわずかなものとなっている。ヘイグは撮影後、本作のアメリカ公開直後に80歳で亡くなった。登場時間はわずかでも、凄みのある表情と唯一無二の存在感で恐るべきスポールディングの姿を観客の目に焼き付ける。
ぜひともスクリーンで、もう見られないスポールディングの姿をお確かめを。また、スポールディングのあとを引き継ぐように登場する、オーティスの異母兄弟・フォクシーの活躍もお楽しみに。
『スリー・フロム・ヘル』
監督:ロブ・ゾンビ
出演:シェリ・ムーン・ゾンビ、ビル・モーズリー、リチャード・ブレイク、シド・ヘイグ、ダニー・トレホ
2019 年/アメリカ/115 分
「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション 2020」
東京:ヒューマントラストシネマ渋谷 10 月 30 日(金)~11 月 12 日(木) @
愛知:シネマスコーレ 今秋開催
大阪:シネ・リーブル梅田 10月30日(金)~11月12日(木)