この記事は1年以上前に掲載されたものです。
カナダ発のパンデミック・ホラー『ロックダウン・ホテル／死・霊・感・染』が、7月2日より日本公開決定。釈由美子がキャストの一人として出演しており、本作で世界進出を果たしている。
あるホテルの一室で始まった謎の殺人ウィルスによる感染爆発。感染した者はおぞましい形相でうめき、苦しみながら凶暴化し、数時間で息絶える。やがてホテルの廊下はのたうつ感染者たちで埋め尽くされる……。逃げ場のない地獄と化したホテルで、想像を絶する心霊現象までもが多発する。果たして宿泊客たちは、生き残ることができるのか？
釈は、運悪くそのホテルに宿泊していた臨月間近の妊婦ナオミを演じている。そのほかのキャストは、『X-MEN:アポカリプス』のカロライナ・バルトチャク、『CUBE』『クライモリ』のジュリアン・リッチングス、『夜明けのゾンビ』のマーク・ギブソンなど。監督は、俳優として活動し、本作で長編監督デビューとなるフランチェスコ・ジャンニーニ。
本作の出演に際し、釈からのコメントも到着。2019年に撮影した作品ながら、現在の新型コロナウイルスの流行を思わせる作品になっていることや、出産後、初めての映画出演で妊婦役を演じていることについて、思いの丈をつづいっている。
＜釈由美子 コメント＞
このお話を初めて頂いた時は、ホラー映画ということもあり戸惑いもありましたが、海外の映画作りに大変興味があり、ぜひ参加させて頂きたいと思いました。致死ウイルスが蔓延していくパンデミックホラーは、昨今の世相を思えば決して絵空事とも言い難いものとなってしまいましたが、この映画はまだコロナウイルスが世に芽も出さない2年前の2019年1月にカナダのモントリオールで撮影されました。この時はまさかその後にこのような世界的なパンデミックが到来することなど想像すらし得ないことでした。
偶然にもこの悪夢のような世の中と重なるような作品になり、私も驚いています。私は支配的な夫の恐怖から逃れ、たったひとり異国の地へ訪れている妊婦を演じています。私自身、母となって最初の映画出演だったこともあり妊婦役に様々な思いが去来したことを思い出します。ひとり不安を抱え怯えながらも、お腹の子供との安住を守るために帰国しない決意をした彼女を、突然謎のウイルスが襲います。ぜひ劇場にて、この臨場感と恐怖をご体感ください。
制作プロダクション Franky Films の素晴らしいチームとそのサポートに心から感謝いたします。
『ロックダウン・ホテル/死・霊・感・染』
7月2日(金) ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、新宿シネマカリテほか全国ロードショー
公式サイト：lockdown-hotel.com
2020 年／カナダ／カラー／80 分／原題：HALL
協力：エデン 配給：TOCANA
(C)2020 THE HORRORS OF HALL PRODUCTIONS INC
