視覚と聴覚を刺激する韓国発ホラー映画『層間騒音』(そうかんそうおん)が10月10日(金)より日本公開されることが決定した。併せてティザービジュアルが解禁された。
“層間騒音”とは、集合住宅で上下階から聞こえてくる生活音を指す韓国の言葉。古い団地を舞台に、原因不明の騒音がもたらす恐怖を描く。ティザービジュアルは乱雑に紙が貼られた団地の玄関ドアを写しており、そこには「お願いです 静かにしてください」「うめき声うるさい」「足音やめろ」「なぜ私の話を聞いてくれないのですか」といった言葉がなぐり書きされている。
音がキーとなる本作では、『哭声/コクソン』『コンジアム』の音響監督を務めたパク・ヨンギが、かつてない身の毛のよだつサウンドを手掛けている。監督は本作が初長編となるキム・スジン。監督によると、脚本の執筆中と撮影中に物が突然倒れたり不可解な音がするなど奇妙な現象があったという。
聴覚障がいを持つソ・ジュヨンは、妹のジュヒが突然失踪したと知らされる。二人は以前一緒に暮らしていたが、不可解な騒音問題によって喧嘩になり、それっきり会っていなかった。「騒音が聞こえる」と言い始めたジュヒに対し、ジュヨンは補聴器を着けてもその騒音が聞こえなかったのだ。
ジュヒが住んでいた団地の部屋に行くと、天井にはびっしりと防音シートが。そこへやってきた隣人は「夜は静かにしてもらえますか、これ以上うるさくしたらその口を裂く」と脅してくるが、ジュヒが失踪した後の部屋には誰も居ないはず。ジュヨンは妹が見つかるまでこの部屋に泊まることにするが、次第に補聴器を介して奇妙な音が聞こえ始め、“何か”の存在を感じるようになるのだった……。
『層間騒音』
10月10日(金)新宿武蔵野館・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか、全国ロードショー
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