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その花がもたらしたのは、幸福か、恐怖か――。異色のボタニカル・スリラー『リトル・ジョー』が6月19日より日本公開決定。
「幸せになる香り」を放つ植物リトル・ジョーを開発した研究者・アリスは、息子のジョーと暮らすシングルマザー。ワーカホリックでもある彼女は、きちんとジョーと向き合えていないことに小さな罪悪感を抱きつつ、日々研究に取り組んでいた。
アリスはジョーへの贈り物として、リトル・ジョーを一鉢自宅に持ち帰る。しかし、花の香りを嗅いだジョーが奇妙な行動をとるようになり、またリトル・ジョーの花粉を吸い込んだアリスの助手クリスもいつもとは違う様子を見せ始める。姿形は変わらないにも関わらず、何かが少しずつおかしくなっていく。その違和感は、果たしてこの植物がもたらしたものなのか?
監督はミヒャエル・ハネケの助手を務め、『ルルドの泉で』で注目された気鋭監督ジェシカ・ハウスナー。主演は、本作でカンヌ国際映画祭主演女優賞に輝いたエミリー・ビーチャム。助手クリス役をベン・ウィショーが演じる。音楽は、海外の舞台、映画音楽で活躍した日本人作曲家、故・伊藤貞司の楽曲を使用。尺八や和太鼓、琴など和楽器の音色で創り出される危うい旋律が、物語に華を添える。
リトル・ジョー、来日!(※花のことです)
また、本作の主役とも言えるリトル・ジョーが30鉢、公開に合わせて日本上陸するそうだ。実際の撮影に使われた新種の花で、配給会社ツインのTwitter(@movietwin2)にてその成長が随時更新されるほか、映画公開時には上映館のアップリンクにて初お披露目を予定。匂い嗅いだらみんな様子がおかしくなっちゃうのかな?
『リトル・ジョー』
6/19(金)アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国順次ロードショー
出演:エミリー・ビーチャム、ベン・ウィショー、ケリー・フォックス、キット・コナー他
監督:ジェシカ・ハウスナー『ルルドの泉で』
配給:ツイン
http://littlejoe.jp/
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