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『ソウ』『死霊館』のジェームズ・ワン監督がおくる新たなるオリジナルホラー『マリグナント 狂暴な悪夢』が現在公開中。
黒い影のような殺人鬼・ガブリエルによる殺人を、目の前で目撃するという夢に悩まされる主人公を描いた本作。全編にあふれるホラー映画愛と、ジャンルを超越したその衝撃的な展開から、公開されるやいなや鑑賞した人々の熱い感想がSNSに溢れることとなった。そんな本作について、ジェームズ・ワン監督らが誕生秘話を語る特別映像が解禁された。ネタバレは避けられているため、これから本作を観る予定の方もどうぞ。
映像には、ジェームズ・ワン監督と、彼とともに本作の原案を務め、出演もしているイングリッド・ビスが登場。本作のヒントとなった“実体験”を明かした。
ホラージャンルをこよなく愛し、様々なホラー映画と監督から影響を受けたワン監督は、原点に立ち戻りながら、その愛するジャンルで新たなチャレンジをしたいと思っていたと告白。そして、妻でもあるビスと共に、本作に登場する驚くべきホラーアイコン“ガブリエル”の原案となるコンセプトが生まれたと語る。
ビスは、自身が悪夢や夜驚症(睡眠障害の一種。夜中に突然目を覚まし大声で叫びだす、身体を震わせて暴れるなどの症状が起こる)に襲われると明かし、その実体験を映画に活用したと語る。いつ夜驚症に襲われるか分からないという恐怖は、そのまま本作の主人公・マディソンが味わう恐怖へと活かされており、劇中で心理的な幻影に襲われて動けなくなる様子は、ビスの実体験を映画的に表現したものだと言えるだろう。
恐ろしい殺人の悪夢は、実は夢の中だけの出来事ではないと次第に明らかになる。ガブリエルと精神的な繋がりがあることに気付いたマディソンは、次の殺人を止めるべく動き出すのだが……。その驚愕の展開は、ぜひ劇場で。
『マリグナント 狂暴な悪夢』
現在公開中
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