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『哭声/コクソン』 のナ・ホンジンが原案・プロデュースを務める、韓国とタイ共同制作のホラー映画『女神の継承』が7月29日より日本公開決定。レーティングはR18+。
本作はもともと、『哭声/コクソン』の続編として構想されたものだったという。同作で強烈な印象を残した、ファン・ジョンミン演じる祈祷師・イルグァンの物語をナ・ホンジンが思いついたことから企画がスタート。その構想は、“タイの祈祷師”というモチーフとして本作に受け継がれ、観る者を社会の常識が通用しない戦慄の秘境へと招き入れていく。
タイの小さな村で暮らす若い女性ミンが、原因不明の体調不良に見舞われ、人格が変わったように凶暴な言動を繰り返すようになる。途方に暮れたミンの母親は、祈祷師である妹・ニムに助けを求める。ミンは一族の新たな後継者として選ばれて憑依され、その影響でもがき苦しんでいるのだろうか。やがてニムはミンを救うために祈祷を行うが、彼女に取り憑いているものの正体は想像をはるかに超える強大な存在だった。
ナ・ホンジンが監督に抜擢したのは、ホラー映画『心霊写真』(04)やホラーコメディ『愛しのゴースト』(14)を手掛けたタイのヒットメーカー バンジョン・ピサンタナクーン。本作がプレミア上映された2021年プチョン国際ファンタスティック映画祭では、わずか26秒でオンラインチケットが完売するほど注目を集め、最優秀長編映画賞を受賞した。韓国で劇場公開された際には、日本でのR18+に相当する青少年観覧不可での上映ながら、興行収入初登場第1位を記録している。
『女神の継承』
7 月 29 日(金) より、シネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷、グランドシネマサンシャイン池袋、UPLINK吉祥寺で公開
8 月 12 日(金) より、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
原案・プロデュース:ナ・ホンジン『チェイサー』 『哭声/コクソン』
監督:バンジョン・ピサンタナクーン
キャスト:サワニー・ウトーンマ、ナリルヤ・グルモンコルペチ、シラニ・ヤンキッティカン
2021 年/タイ・韓国/タイ語/131 分/カラー/1.78:1/5.1CH/原題:랑종/英題:THE MEDIUM /字幕翻訳:横井和子
配給:シンカ/提供:シンカ、エスピーオー/後援:タイ国政府観光庁/協力:OSOREZONE
レーティング:R18+
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