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ツール・ド・フランス……じゃなくてシャーク・ド・フランス。
映画祭「カリコレ2023」で上映されたフランス史上“初”のサメ映画『Year of the Shark(英題)』が、『シャーク・ド・フランス』という粋な邦題で8月11日より公開されることが決定した。ポスター、予告編が解禁されている。
『ジョーズ』(75)が金字塔として立ちはだかるサメ映画ジャンルにおいて、シリアスなものからサメ大喜利と化したオモシロ系まで様々な映画が作られてきたが、双子監督ルドヴィック&ゾラン・ブケルマは「もう一度原点(※ジョーズ)に立ち返ろう」と本作の脚本を書き上げ、現代的な風刺を効かせたスタイリッシュでコミカルなサメ映画に仕上げた。
主演は『ヴィーガンズ・ハム』のマリナ・フォイス。劇団でコメディエンヌとして活躍していた彼女が本領を発揮し、異常なまでにサメ退治にのめり込む海上警察官マジャを演じている。
予告編では、フランス南西部のリゾート地で住民たちをサメから守ろうと奔走するマジャの姿を見ることができる。サメを危惧したマジャはビーチの封鎖を提案するが、「幻を見たんだろう」「『ジョーズ』の観すぎだ」などとからかわれ、誰も取り合ってくれない。しかし、サメの影は刻一刻と近付いていた――。
『シャーク・ド・フランス』
8月11日(金・祝)より新宿シネマカリテほか全国順次公開
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