ロバート・エガース監督が吸血鬼を描くゴシック・ロマンス・ホラー『ノスフェラトゥ』(5月16日公開)より、ショッキングな“憑依”シーンを切り取った本編映像が到着した。
かねてより夜になると正体の分からない“彼”の幻覚に悩まされていたエレン(リリー=ローズ・デップ)。夫のトーマスは、仕事のために謎めいた人物“オルロック伯爵”のもとへ行っており、長らく不在にしていた。その間エレンは恐怖を募らせていき、やがて自身では制御できない大きな力に憑りつかれてしまう。
映像は、「彼がやってくる」という不穏な言葉を発し、変貌するエレンの姿を切り取っている。激しく痙攣を始め、人間とは思えない声をあげながらのけぞるエレン。治療を任されたフォン・フランツ医師(ウィレム・デフォー)は必死に彼女を抑え込もうとするが、エレンは悪魔のような形相でさらに不気味な言葉を口走る――。本作のオーディションでエガース監督が涙するほどの演技を見せたというリリー=ローズ・デップの、渾身の憑依演技が見ものだ。
『ノスフェラトゥ』
5月16日(金)TOHO シネマズ シャンテほかにて公開
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