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映画関係者・著名人の皆さんにホラー映画のオールタイムベスト3作品をうかがっていく「ホラー通信」恒例企画です。
今回は、ホラー映画『ズーム/見えない参加者』が公開中のロブ・サヴェッジ監督にお伺いしました。
人生のホラー映画ベスト3 ロブ・サヴェッジ 編
・『死霊のはらわた2』(1987) 監督:サム・ライミ
・『回転』(1961) 監督:ジャック・クレイトン
・『レイク・マンゴー ~アリス・パーマーの最期の3日間~』(2008) 監督:ジョエル・アンダーソン
<コメント>
『死霊のはらわた2』は間違いなく好きな一本。世界で起きてることを忘れたいときにはぴったりの映画ですよ。80分間没頭させてくれますからね。最高に自分を楽しませてくれる作品です。
『回転』はホラー映画の中でベスト1だけど、もしかしたらすべての映画の中でベスト1かもしれない。60年代の映画だから古風な作品なのかなと思って観ると、まったくそんなことはありません。色んなものを覆してくれる新しい作品です。これからも永遠にタイムレスであり続ける作品でしょうね。
『レイク・マンゴー ~アリス・パーマーの最期の3日間~』はオーストラリアのファウンド・フッテージ映画ですね。初めて観たときはめちゃくちゃ怖い、2回目観たときもめちゃくちゃ怖い。でも何度も観ているうちに、怖さが薄れて心に響くドラマ性が引き立ってくる。悲劇をきっかけに断裂していく家族を描いた作品なんです。もう怖いという感覚では観ていないけれど、ドラマとしてグッと来る作品ですね。
映画公式サイト:http://zoom-mienaisankasha.com/