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病床に伏した母親が、家族を呼ぶために鳴らすベル。それは、母親が死んだあとも鳴り続けた……。
80年代にブームを巻き起こしたインドネシア産ホラー『夜霧のジョギジョギモンスター』が、舞台を現代に移し、本国でリメイク。死んだはずの母親が霊となって現れ、次第に家族を脅かすようになっていく様を描く『悪魔の奴隷』が日本上陸。同作は東南アジア圏最大の映画祭「インドネシア映画祭」で、ホラー映画初の13部門ノミネートの快挙を達成している話題作だ。
<ストーリー>
リニの母親は3年以上も謎の病におかされていた。母親の治療費がかさんだことでリニたち一家は家を売却しなければならず、祖母が住んでいた田舎の家に移り住むことに―。病を患っていた母はある日突然の死を迎える。
母親の死後、リニの父親は出稼ぎのために遠くの町へ行くことに。父が家を出て行った後からは、リニと3人の弟たちだけの暮らしとなった。そこからが恐怖のはじまりだった―。
リニの母親らしき霊が家に現れたのだった。リニは後に、母親らが家族の安全を脅かす謎の集団に関わっていたことを知る。リニと弟たちは恐怖から逃れるために謎の過去の事実を解明しようとするのだったが…。
こちらが予告編。何度も繰り返される、「チリン…チリン…」の音と、ふとした瞬間に姿を現す死んだ母親の陰にゾクリ。更には、母親が関わっていたとされる謎の集団の不気味な様相も垣間見ることができる。
『悪魔の奴隷』は特集上映『未体験ゾーンの映画たち2018』にて上映。観終わったあとはベルの音がトラウマになっているかもね……。
『悪魔の奴隷』
【上映日】
ヒューマントラストシネマ渋谷:2/22~
シネ・リーブル梅田:3/17~
監督:ジョコ・アンワル出演:タラ・バソロ、ディマスアディティア
配給:ツイン/インドネシア/106分/原題:PENGABDI SETAN/字幕:北村広子
未体験ゾーンの映画たち2018公式サイト:https://aoyama-theater.jp/feature/mitaiken2018
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