この記事は1年以上前に掲載されたものです。
海外で人気を博したボードゲームの日本翻訳版『ゾンビキッズ:進化の封印』が4月にリリース。実際にプレイしてきました。
このゲームは、ゾンビの大群が押し寄せてきた学校を舞台に、プレイヤー全員で協力しながらゾンビを駆除し、校門を施錠して学校の完全封鎖を目指していくもの。
ルールはごくシンプルなのですが、繰り返し遊ぶたびにどんどん内容が進化していくのがポイント。単純だったルールが少しずつ複雑になっていくことで、大人も子供も一緒に遊べて、年令問わずのめり込みやすくなっているというシロモノです。
ゲームの中身はこんな感じ。ボードには5つに色分けされた教室と、施錠すべき4つの校門が描かれています。
校門の外にはゾンビがワラワラ。早く施錠せにゃいかん。
プレイヤーのコマは、ゾンビ退治のために武装したキッズ! かわいいです。
<基本のあそびかた>
・1人ずつ代わりばんこにサイコロを振る。
・サイコロが示した色の教室マスにゾンビが出現する。
・自分のコマのマス移動でゾンビを退治する。
以上を繰り返す
校門のところにプレイヤーのコマが2名集まれば施錠OK。4つの校門すべてに施錠できればクリアです。
施錠を優先して動きたいところですが、出現したゾンビをどんどん退治していかないと、ゾンビの溢れ過ぎでゲームオーバーとなってしまいます。ルールはシンプルですが、慎重な選択が必要となります。
これは、ホラー通信編集部がプレイしたもの。ボードの上にゾンビのカードが積み重なっているのがお分かりでしょうか……。
校門2ヶ所を施錠したところで、ゾンビの溢れ過ぎとなりゲームオーバーになった状態です。発売元のすごろくやさんから、「最悪の状態のお手本」とお褒めの言葉をいただきました。お恥ずかしい限りです。
盛りだくさんのやりこみ要素
同梱されている“ゾンビハンター入門手引書”。これにやりこみ要素がぎっちり詰まっています。
様々な方法でのクリアが要される“作戦任務”や……
プレイするごとに“脳みそステッカー”を貼っていく進行チャートが載っています。
一定のところまで進行すると、“新たなルール”が入っている『進化の封筒』を開けることになります。
厳重に封がされているのでその時がくるまで開封厳禁、ネタバレも厳禁です。
一回のプレイは15~20分程度で終わりますが、増えるルールが面白くてどんどん進めたくなってしまいます。最初から煩雑なルールだと覚えるのが大変ですが、これは少しずつ増えていく(変わっていく)ので覚えやすかった。これもハマりやすいポイントでした。
ゾンビパンデミックが題材になっていて、シンプルながらスリルがありますが、キャラクターデザインは可愛らしいので、お子様のゾンビデビューにもぜひどうぞ。これでゾンビ慣れしたら、どんどんロメロの映画とか観せていくといいんじゃないかな?
『ゾンビキッズ:進化の封印 / Zombie Kidz Evolution』
3,024円
メーカー: Le Scorpion Masqué (スコーピオンマスク, カナダ)
国内版発売元: すごろくや
作者: Annick Lobet (アニック・ロベ, 代表作:『ゾンビキッズ』)
7才~大人/2~4人用
すごろくや:『ゾンビキッズ:進化の封印』紹介ページ