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過激で衝撃的な内容が物議を醸したリベンジスリラー『ナイチンゲール』が3月20日(金)より公開。これを記念し、同作のジェニファー・ケント監督の手掛けた『ババドック 暗闇の魔物』が、一夜限りで特別上映されることが決定した。
『ババドック』は、シングルマザーと絵本の怪物をめぐる物語。ケント監督の長編デビュー作ながら、『エクソシスト』を生んだ巨匠ウィリアム・フリードキン監督に「この作品よりも怖い映画は見たことがない」と絶賛されるなど、高い評価を受けた。
夫を事故で亡くし、問題の多い息子の子育てと仕事のはざまで消耗しきっているアメリア。息子にせがまれ、いつの間にか家にあった不思議な絵本「ミスター・ババドック」を読み聞かせるが、そこに登場する怪物ババドックが妙に恐ろしく、脳裏に焼き付いてしまう。アメリアは夜な夜なババドックが息子を狙ってやってくる妄想に駆られ、ババドックを恐れる息子の問題行動は過激さを増していく……。ババドックは果たして妄想なのか、それとも?
バ・バ・バ ドック・ドック・ドック……
今回の限定上映に際し、来場者にはミスター・ババドックのポストカードがプレゼントされる予定だ。かわいいぞ。
[画像:ポストカード]
ナイチンゲール』公開記念 『ババドック 暗闇の魔物』限定上映
日時:2020年3月19日(木) 20:35~
※ブルーレイ上映
場所:ヒューマントラストシネマ渋谷 料金:1000円均一
3/12(木)より劇場サイトにてオンライン予約開始
https://ttcg.jp/human_shibuya/
まったくの余談だが、本作がNetflixで配信された際、誤ってLGBTQカテゴリーで紹介されていたため、ババドックがLGBTQのアイコンとして一部で人気を博したという逸話もある。
『ナイチンゲール』もお見逃しなく
ケント監督の最新作『ナイチンゲール』は、英国植民地時代のオーストラリアを舞台に、夫と子供の命を残虐な将校らに奪われた女囚クレアの復讐の旅を描くスリラー。人間の暴力性と差別の問題に鋭く切り込んだ、奪われし者達の怒りと哀しみの物語だ。
『ババドック』で見せたケント監督の巧みな心理描写は本作で更にブラッシュアップされ、観る者の心を抉る衝撃的な物語となっている。『ババドック』で心の準備をして、『ナイチンゲール』をスクリーンで堪能するのもオススメだ。
『ナイチンゲール』
3月20日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開
(C) 2013 Babadook Films Pty Ltd, Causeway Films Pty Ltd, South Australian Film Corporation and Screen Australia.