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エスキル・フォクト監督による北欧サイキック・スリラー『イノセンツ』(英題:THE INNOCENTS)が7月28日より公開されることが決定した。
ノルウェー郊外の団地を舞台に、隠れた力に目覚めた子供たちの無垢な遊びが狂気へと変わっていく。本作は大友克洋の漫画「童夢」にインスピレーションを得ており、フォクト監督は「大友監督の世界は非常にリアルでありながら、スタイリッシュ。作品作りにおいて非常にインスピレーションを得ました」と語っている。撮影監督のシュトゥルラ・ブラント・グロヴレンにも「童夢」の世界観を意識するように指示したそうだ。
エスキル・フォクト監督は、これまでヨアキム・トリアー監督の右腕として『母の残像』『テルマ』『わたしは最悪。』で共同脚本を手掛けており、アカデミー賞脚本賞にもノミネートされた経歴を持つ。本作は二作目の監督作品で、日本劇場公開はこれが初となる。
併せて解禁された場面写真では、超能力を秘めた無垢な子供たちのどこか危うげな姿が切り取られている。
<『イノセンツ』ストーリー>
ノルウェー郊外の住宅団地で、夏休みに友達になった4人の子供たちは、親たちの目の届かないところで隠れた力に目覚める。近所の庭や遊び場で、新しい力を試す中で、無邪気な遊びが影を落とし、奇妙なことが起こりはじめるのだった。