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『ハロウィン』シリーズ最新作、『ハロウィン KILLS』がハロウィンムード高まる10月29日より全国公開。監督を務めるデヴィッド・ゴードン・グリーンが、今作に登場する“マイケルの生家”について語った。
人間味がなく、ただひたすらに恐怖を植え付けるマスク姿の殺人鬼、“ブギーマン”ことマイケル・マイヤーズを描く本シリーズ。今作『ハロウィン KILLS』では、前作『ハロウィン』(18)には登場しなかったマイケル・マイヤーズの生家が登場する。鬼才ジョン・カーペンター監督が手掛け、伝説的ホラーとなった一作目『ハロウィン』(78)に登場するあの家だ。6歳だったマイケルが姉ジュディスを包丁で刺し殺し、その後ハドンフィールドの街で起こる惨劇のすべての始まりとなった場所である。
マイケルという男の過去を紐解くには、欠かせない要素であるマイヤーズ家。デヴィッド・ゴードン・グリーン監督は「2018年版と1978年版の両方のバージョンの家を用意したんだ」と撮影場所に2種類の家を建てたことを明かした。「当初は屋外に家を建てようとしていたが、誰かの家の近所で毎晩暴力的なシーンを撮影するなんて、うまくいかないと思った。だから、家だけでなく近隣まで作れるウィルミントンのステージ10はちょうど良かった。道の片側にはウィルミントンの地元の風景を作り上げ、もう片側にはジョン・カーペンターが最初の『ハロウィン』(78)を撮ったパサデナの家々を再現したんだ」
また、撮影スペース確保のため、元のマイヤーズ家に少しアレンジを加えているという。「いくつかの壁を壊したんだ。オリジナルの部屋はジュディスの寝室横に小さな部屋があるが、寝室にもう少し余裕が欲しかった。我々は別の大きなダイニングルームを作業部屋として撮影に挑んだ」とグリーン監督。本作を観る際は過去、現在のマイヤーズ家の登場にも是非注目いただきたい。
また、今作では、現在のマイヤーズ家に新たな住人がいる。住んでいるのは、伝説的殺人鬼マイケルのファンになってしまったビッグ・ジョンとリトル・ジョンのゲイカップル。この度解禁となった場面写真では、生家に戻ってきたマイケルと、現住人の彼らが鉢合わせをしてしまう一瞬が切り取られている。窓辺に立つマイケルが、“自分の家”にいる見慣れない人間をじっと見つめている。果たしてこのあと、どうなってしまうのだろうか……。
日本での公開に先駆け、10月15日より全米での公開がスタートした今作。公開3日間で5,035万ドル、日本円にして50億円超えとなる驚異的なオープニング成績を叩き出し、首位デビューを飾った。2021年公開のホラー映画としては『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』の4,754万ドルを超え、ナンバー1ヒットのホラー映画となっている。
『ハロウィン KILLS』
10 月 29 日(金)、TOHO シネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国公開