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ウェブカメラや手持ちカメラが捉えた奇妙な事件たち オムニバス・ホラー映画『V/H/S シンドローム』 7月に日本上陸

2013.06.14 by

この記事は1年以上前に掲載されたものです。

2012年サンダンス映画祭で上映され、今年7月ついに日本に上陸する映画『V/H/S シンドローム』。POV方式(主観映像)で描かれる6本のオムニバス・ホラーだ。

映画冒頭のエピソード『TAPE56』。不良グループが一本のビデオテープを探す依頼を受け、古い一軒家に忍び込む。そこには、モニタの前で息絶えた老人と大量のビデオテープが。依頼のテープを探すために、そのテープをひとつひとつ再生していくと――ここで再生されるテープが、このあとの5本の作品となっている。

<エピソード名>
・『TAPE56』
・『AMATEUR NIGHT』
・『SECOND HONEYMOON』
・『TUESDAY THE 17TH』
・『THE SICK THING THAT HAPPEND TO EMILY WHEN SHE WS YOUNGER』
・『10/31/98』

『AMATEUR NIGHT』は、小型ビデオカメラ内蔵のメガネを装備して、クラブ遊びに繰り出す青年が遭遇した事件を描く。童貞卒業の相手になってくれそうな女の子とホテルまで来たものの、その後カメラに記録されたのはとんでもない恐怖体験だった(たしかに“初体験”だっただろうけど)。
そのほか、映像上のノイズとしてしか見ることができない“姿のない殺人鬼”をビデオカメラで捉えた『TUESDAY THE 17TH』
恋人が心霊現象に巻き込まれる様をSkypeのビデオチャットごしに映し出す『THE SICK THING THAT HAPPEND TO EMILY WHENSHE WS YOUNGER』――など、どれもPOV方式という縛りを逆手に取った、趣の異なる多様な作品が揃っている。容赦無いゴア描写が多々あるので覚悟の上ご鑑賞あれ。
また、トロマ作品のファンは『チキン・オブ・ザ・デッド』に主演したジェイソン・ヤチャニンの安定したおとぼけキャラにもご注目を(『TUESDAY THE 17TH』)。

7月13日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかで全国公開。

監督:アダム・ウィンガード(「You’re Next」)
デヴィッド・ブルックナー(『地球最後の男たちTHE SIGNAL』)
タイ・ウェスト(『キャビン・フィーバー2』)
グレン・マクエイド(「I Sell The Dead」)
ジョー・スワンバーグ(「Silver Bulltes」)
ラジオ・サイレンス
2012年/アメリカ/ビスタ/カラー/116分/R18+/原題:V/H/S 
提供:クロックワークス、パルコ 配給:クロックワークス

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