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ホラー通信がセレクトする今週公開の映画をご紹介します。毎年春はホラー映画の公開が少ないのですが、今年は豊作。特に今週はかなり濃ゆいラインナップになっていますよ。
『ハロウィン』 4月12日公開
まずは、超話題作『ハロウィン』がいよいよ公開。巨匠ジョン・カーペンター監督による伝説的ホラー映画『ハロウィン』(1978)の公開以降、シリーズ作が多数作られてきましたが、今回公開となるのは1作目の40年後を描く続編です。感情も動機も不明な殺人鬼“ブギーマン”ことマイケル・マイヤーズと、彼が仕留めそこねた生存者ローリー・ストロードの宿命の対決! 娘も孫もいるローリーは果たしてマイケルにどう応戦するのか!? エグゼクティブ・プロデューサーとして参加したカーペンターは、今作のデヴィッド・ゴードン・グリーン監督に「容赦なく怖いものにしてくれ」とリクエストしたそう。カーペンターの音楽なくして『ハロウィン』なし、今回の続編でもカーペンターが音楽を手掛けています! あまりに恐ろしくあまりにもアツいこの物語、ぜひ劇場でご体験あれ。
上映館:TOHOシネマズ日比谷ほか全国
『マローボーン家の掟』 4月12日公開
続いて、“ネタバレ厳禁”なスパニッシュ・ホラー『マローボーン家の掟』も公開に。殺人鬼である父親を殺害した過去を精算し、“5つの掟”を守って暮らす兄妹たち。しかし彼らの住む屋敷で次々と不可解な出来事が……? すごいんです。よくできてるんです。一度観たらきっともう一度観たくなる、そしてもう一度観たときに映像の中に張り巡らされた沢山のヒントに気付くはず。監督がインタビューでそのこだわりを語ってくれているので、鑑賞前にも鑑賞後にもぜひどうぞ!
上映館:新宿バルト9ほか全国順次公開
公式サイト:http://okite-movie.jp/
『ザ・バニシング -消失-』 4月12日公開
ホラー映画ではないのに、こんなにも恐ろしい映画があったのか! かつてスタンリー・キューブリックが「今まで観たなかでもっとも恐ろしい映画だ」と評したサイコロジカル・サスペンス『ザ・バニシング -消失-』が日本劇場初公開。バカンスの最中に突如失踪した恋人はどこへ消えたのか? バッドエンドに決まってるんです、でもどうしても知りたくなっちゃうんです、その結末を! 誰しもが持ちうる“好奇心”の恐ろしさをこれでもかと突きつける物語。あなたは己の好奇心に勝てるでしょうか……。本作上映館にて戦慄のシリアルキラー映画『ヘンリー』の特別上映もありますよ!
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上映館:シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次公開それでは今週も行ってらっしゃい!